「今更遅いんじゃないか…。」そう感じることがあるかもしれません。
今日の記事は「そんなことはない」と伝えることが結論の記事です。
ただ、「そんなことはない」とただ言ったところで、へえ、まあそうですよね、となるだけで説得力のカケラもないと思うので、ある人物を紹介します。
この人物のことを知ることで「まじで今からでも遅くないかも」と感じてもらえるのではないかと思います。
その人物とは、
ダイアナ・ナイアド
です。
「誰?」と感じる人がほとんどだと思います。
紹介すると、
人類として史上初、サメ避けケージなしでキューバ海峡(フロリダ海峡)を泳ぎ渡ったアメリカのオープンウォータースイマーです。
海、それも海峡を自力で泳ぎ切ることを成し遂げた方。
びっくりするのが、そのときの年齢です。
なんと、64歳という年齢で成し遂げています。
ネットフリックスで映画化もされています。
泳いだ距離は 約110マイル(約177キロメートル)。 泳いだ時間は52時間54分18秒(ほぼ丸2日半、不眠不休)。
最大の記録として、「シャークケージ(サメ除けの檻)」を使わずにこの海峡の横断に成功した、史上初のスイマーとなりました。
彼女は元々水泳をやっていて、その道のプロです。しかし、若い頃にこのチャレンジに失敗し、それ以降、一切泳いでいませんでした。
そこから31年。
30年以上のブランクがあった中、61歳で再チャレンジを決意します。
ただ、簡単に成功したわけではありません。何度も何度も失敗を経験した上で、成し遂げました。
第1回目のチャレンジ(26歳)1978年
サメ除けのケージを使用して挑戦したものの、強い横風と荒波に阻まれ、約42時間(約122km)で断念。その後、彼女は一度長距離水泳から引退し、スポーツジャーナリストとして活躍します。
第2回目のチャレンジ(61歳)2011年8月
33年ぶりの挑戦。ケージなし、電子サメ忌避装置(シャーク・シールド)のみで挑むも、強力な波によってコースを大きく外され、28時間強で断念。
第3回目のチャレンジ(62歳)2011年9月
前回のわずか6週間後に再挑戦。しかし、深夜に猛毒の「クボクラゲ(ボックス・ジェリーフィッシュ)」に顔や体を激しく刺され、毒による呼吸困難に陥り44時間半で救助されます。
第5回目のチャレンジ(62歳)2012年8月
クラゲ対策の特製フェイスマスクを着用して挑戦。しかし、激しい嵐とまたしてもクラゲの襲撃が重なり、51時間泳いだところで無念のドクターストップ。
第5回目のチャレンジによって成功(64歳)2013年9月
前年の失敗を糧に、シリコン製の特製クラゲ防護マスクをさらに改良。完璧な気象条件、そして熟練のナビゲーターとサポートチーム(総勢約35名)の連携により、5度目の正直でついにフロリダのビーチへ着陸を果たしました。
チャレンジを志したのは、60〜61歳のとき。
しかも、内容がキューバ海峡横断であり、肉体的に全盛期である20代ですら成し遂げられなかったこと。
それを「成し遂げてしまった」のがこのエピソードのポイントです。
「いや、ナイアドさんは凄すぎて、ナイアドさんだからできたんだと思ってしまう。僕には関係なさそう」
と感じる人もいるかもしれません。その気持ちはよくわかります。
ただ、おすすめの解釈は「人間には、そんな力があるんだ」です。
ナイアドさんだから、ではなく、人間にはそういう力があるんだ、と考えてみてください。
60歳になってからでもトレーニングによって体は鍛えられるし、鍛えようによっては、177キロを不眠不休で泳ぐことすらできる。
もちろん、やりたくはないですが(笑)、それくらいの能力を人間は持っている。60歳になっても。
であるならば、それだけのことができるならば、
あなたが今からやってみたいと思うことは、本当に「今さら遅すぎる」でしょうか?
そんなことはないはずです。
人生で壁にぶつかったり、悩んだり、無理ではないかと思った時、おすすめなのは「他者を参考にすること」です。
特に、歴史や、過去に人間が達成したことに目を向けてみる。
最近のイケジム音声ではここをめっちゃ重視していて、世に知られていない「すごい実話」を衝撃のストーリーと逸話と共にどんどん紹介しています。
・ただの手紙で国を動かした普通の主婦
・海を救い国連から表彰されたごく普通の青年
など。
これを心理学的には【代理経験】と呼ぶのですが、代理経験は実際に自己効力感を高める効果があることがわかっています。
あなたが今感じている課題や悩みは、これまで歴史上の誰かが悩み苦しみ、そして解決してきたことでもあります。
広い視野を持ち、今までとは違う視点で、考えてみる。
高い自己効力感、高い自己肯定感という視点で、見てみる。すると、発想が変わってきます。
また、64歳という年齢でキューバ海峡横断を成し遂げたという事実は、
人間の『適応能力』への理解も深まります。
彼女も当然、いきなり177キロを泳げたわけではなく、継続的にトレーニングを行った結果として肉体がその負荷に適応していきました。
これはメンタルでも同じで、何度も何度も継続的にトレーニングを積むと、メンタルも同様に鍛えられ、適応していきます。
彼女が教えてくれるのは、トレーニングを積めば、人がどれだけ遠くまで到達できるのかということです。
肉体はもちろんのこと、メンタルも何歳からでもトレーニングすることができます。
実際、僕自身、50代、60代の方を担当させていただいたことが何度もあります。
肉体、脳には適応能力があるので、トレーニングすればするほど、その能力は鍛えられ向上し、無理だと思っていたことでも実現できるようになります。
年齢を理由に諦めそうになったときは、ぜひダイアナ・ナイアドのことを思い出し、
「いやいや、まだまだいけるでしょ」
と考えてみてください。
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