さて今日は「やりたいことが分からなくなる真の原因について」書いていこうと思います。
やりたいことが分からない、自分の願望が明確じゃない、どの方向性に進めばいいのか分からない。
そういう状態って、今の社会の中では普通に起こり得ること。
じゃあ、なぜやりたいことが分からなくなるのか?
実はその原因の一つは、「明るい前向きなストーリーを語れなくなってしまったこと」だったりする。
分かりにくいと思うので具体的に書くと、
例えば、これから誰かにLINEを送るとして、誰に送りたいかな?
「送りたい」というのは願望だよね。
どんな願望が一番強いかというと、当然、好きな人にLINEを送る、というものなはず。
で、もし好きな人からLINEが返ってきたら?
しかも、ハートマークがついているとしたら?笑
すごく嬉しいと思う。
そうなったら【最高】だよね。
だけど、一方で、もし好きな人にLINEを送って、返って来なかったら?
悲しい気持ちになることが予想される。
もし仮に過去の経験で、好きな人にLINEを送って返って来なかった経験があるとしよう。
そのとき、深い悲しみを経験した。
そうなると、好きな人にLINEを送るときに【恐れ】が生まれたりする。
「返ってこなかったら、どうしよう…」
その恐れがすごく強くなったとして、
そうなったとき「好きな人にLINEを送りたい」と思えるかというと、どうかな。
おそらく、思えないよね。
送りたいと思えない。
むしろ、【送りたくない】。
なんと、「送りたい」が【送りたくない】に変わってしまった。
あうち。
ここが最大のポイント。
強い願望がある対象に対して「気分が下がる暗いストーリーを語る」と、人はそれが願望だと感じられなくなる
わけなんだ。
本当はやりたいことなのに、やりたくないことになってしまうんだね。
そのときはやりたくないと感じているわけだけど、本当にLINEを送りたくないのか?というと、
そんなことはない。
本当は送りたい。
本当は好きな人とコミュニケーションを取りたいわけだよね。
願望がないのではなくて、
願望はそこにしっかりある。
ただ、しっかりと願望がそこにあるからこそ、暗いストーリーが浮かぶことによるネガティブ感情も強くなり、
「送りたくない」と感じるわけなんだ。
好きな人じゃない普通の人になら気軽にLINEは送れるはず。
仮に返事が返って来なかったとしてもネガティブにならない。
だって、どうでもいいから。笑
ネガティブになるということは、そこに願望もあるからで、今回のケースはまさに典型。
願望があるからこそ、願望が叶わない、実現しない、と感じるストーリーを頭に浮かべたときに強いネガティブな気持ちを感じる。
ネガティブな感情というのは当然気持ちの良いものではないから、なんとかその感情をなくしたい。
ここで2つの道に分かれる。
自分の願望は叶うというストーリーを語り始める道か、
願望そのものから目を背ける道か。
この2つの選択肢があって、
やりたいことが分からなくなるのは、後者の道(願望そのものから目を背ける道)を選ぶことに慣れてしまったケースが多い。
自分の願望をないことにする、見ないことにすることによって、状態を保とうとする道。
例えば別の例で言うと、
本当はお金が欲しいとする。
もっと豊かな生活を望んでいて、強い願望が実はある。
だけど、お金に対する明るいストーリーを語れず、結果、自分が豊かになっている姿をイメージしてワクワクすることも難しいとするよね。
そうすると、お金について考える時間が物理的に減る。
お金を得ることに対するアイデアを探す時間も減り、
素晴らしいアイデアが浮かんでこず、浮かんできたとして「自分には無理だ」と感じて受け取れず、素通りしてしまう。
自分が豊かになっていくイメージを持ち続ければ意欲もモチベーションも上がっていくけれど、
願望をないことにすると、ワクワクできないので意欲も上がらず、良いアイデアも思いつかない。
誰かから良いアイデアをもらったとしても、実行できない。
なぜなら、自分が未来に対する明るいイメージを持てないから。
ワクワクできない、自分には無理なんだ、できないんだというストーリーを語ってしまうことで、エネルギー源を失ってしまっている状態になってしまうんだね。
こういう風に、実は願望発見において重要なのは、
明るいストーリーを語る力
だったりする。
明るいストーリーを語れないから、ず〜と本当の願望に蓋をし続けているケースって結構あるんだね。
心の奥底にしまいこんだ願望。
その願望に目を向け、蓋をあけていく。
ないことにしてしまっていた願望を思い出す
こと。
そのためには、
明るいストーリーを語れる自分になること
が大事になってくる。
明るいストーリーを語れる自分になれば、前向きな感情を願望に対して抱けるようになる。
そうすれば、本当にワクワクすること、本当にしたいこと、本当にこうなったら最高だ、というイメージを持てるようになる。
そのための第一歩としては、
とにかく明るいストーリーを語り始めること。
そのまんまなんだけど。笑
どうなったら嬉しいのか?
どうなったら最高なのか?
そのことを考え始めること。
何でもできるとしたら、何がしたいのか?
実は何を望んでいるのか?
そんな問いを持ち、浮かんできた答えに対して明るいストーリーを語り始めてみよう。
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