昨日も体験トレーニングを実施していました。
その中でいただいたのは「本当に自分が変われるのかどうか分からない」という相談。
なぜそういう思いが出てくるかというと、過去に変われなかった経験があるからでした。
学んだし、考えたし、向き合った。でも、心の状態も現実も大して変わらなかった。
多かれ少なかれ、そういう体験をしている人は多くいます。
ただ、僕から見るとそこには明確に理由があって、違うやり方をすれば大丈夫、と感じます。
人が変わろうとしているのに変われない理由はまず、
・課題の本質にまだたどり着いていない
ことが挙げられます。
自分の本当の課題がどこにあるのかがまだ明確になっていない。
明確だと思ったら、全く違うところに課題があって、まだ見えていない部分が真の原因だった。
そういうことが本当によくあります。
ほとんど全てのケースでそうである、と言っても言い過ぎではありません。
自分一人で向き合う中で、自分の真の課題を見出すのは簡単なことではありません。
自分のことは自分ではよく分からないことが多く、本質になかなかたどり着けない。
自分の真の課題に気づけているかどうかを見極める方法もあって、それは、
同じような課題が現実で起こっているか否か
をチェックすることです。
同じ課題が起こるということは、本当に学ぶべきことをまだ学べていない、
本当に気づくべきことにまだ気づけていないということ。
人は変わっても、同じような課題が起こっていると感じる場合。
まだ本当に向き合うべきところに向き合えていない可能性が高いです。
例えば、
・なぜか人と敵対することが多い（タテの関係の上に入りやすい）
・なぜか人から軽く扱われることを繰り返している（タテの関係の下に入りやすい）
・最初は仲良くなれるけど、長期になると関係が続かない
・失敗すると一気に自信とやる気を失ってしまう
・言いたいことが言えず不満を溜め、関係が悪くなる
など、挙げればキリがないのですが、似たような課題が結局は起こっていると感じる場合は、
まだ課題の本質にはたどり着いていないことになります。
ただ、その課題の本質に辿り着くのは簡単なことではありません。
正直なところ、一生辿り着かない人もたくさんいます。
少なくとも、本来であれば、数年、数十年はかかる領域。
そのスピードが早ければ早いほど、人生の中で体験できる喜びの量は増えることになります。
僕自身、自己肯定感の課題を抱えた状態で生きるのと、自己肯定感の課題を解決した状態で生きるので、
前者に戻りたいとは全く思いません。
課題が解決された状態になるのは、早ければ早いほど良いと感じます。
僕自身そう感じるからこそ、課題の本質に気づくためのメンタルジムだったりパーソナルトレーニングだったりnoteだったりを提供しています。
変われないときに何が欠けているかというと、
自分の真の課題を見抜く洞察力と、正確に理解する言語化力です。
例えば、故障している車があるとします。
もし、その車のどこが故障しているか。真の課題を的確に見抜けなければ、直しようがありませんよね。
また、「ここがこうなっているから調子が悪いのだ」と言語化することができなければ、理解が曖昧になり、感覚に頼ることになります。
言語化して理解していないと、何をすればいいかが曖昧になる。
すると過去の感覚に引きずられやすい私たちは、これから取り組むべきことが何だったか見失い、忘れ、
結局、過去の感覚で生きることになってしまいます。
「これから何をすればいいか」を明確に持ち続けるためには、言語化が必須なのです。
変わりたいのに変われないときに大切なのは、
・自分の真の課題を正確に見抜くこと
・課題を的確に言語化すること
・本当に有効な解決策を実践すること
この３つ。
この３つができさえすれば僕らは変わっていくことができるので安心してほしいと思います。
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