プライドは、無二の友すら敵にする。プライドを満たすための勝負に、本当の勝者はいない

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プライドほど、生きていく上でやっかいなものはない。

プライドが人生を狂わせることだってあると思ってます。

そもそも、自分自身プライドの高い男で、自分自身のプライドの高さに嫌気がさすこともしばしば。

今となっては相当マシになったけど、昔はひどかったように思う。

ただ今でもそういうときがあって、ああ、あんなことを言ったのは自分のプライドの高さからだなと、うんうんと家に帰ってから唸ることもある。

穴があったら入りたいと思うこともある。笑

プライドが高いと、とにかく人と競争をしてしまう。

どちらが優れているか、どちらが正しいのかという勝負。

この競争、この勝負ほど不毛なものはない。不毛すぎる。

なぜなら、そこに本当の勝者はいないから。

そこに勝者はいない。

仮に、自分が相手を言い負かして、自分の正しさを証明できたとしよう。

しかし、一体それが何だというのか?

言い負かされた相手は、どう思うか?

良い気持ちがするか?

しないに決まってる。

良い気持ちがするのは、「ほうら、俺の方が正しい」と勝者気取りでふんぞり返っている自分だけで、

この人間社会で誰かを負かしたら、その負かされた方はどこかで自分を負かそうとする。

そうなれば結局、自分にとって良くないことになる。無用に敵を作ることになるのだから。

さらに、プライドの高さが極致までいくと、味方をすら敵にしてしまう。

自分の味方をしてくれる人にすら、無用な勝負を挑もうとする。

なんて不毛で、なんて悲しいことか。

涙が出る。まじで。

本当なら無二の親友、無二の同志となれる存在を、敵にしてしまう。

これほど悲しいことはない。

しかし、プライドが高ければ、本当にそういうことが起こってしまう。

私はよく「自分に価値がある」ということを言うが、それはプライドを高くしろ、ということではない。

全く逆。

プライドを捨てるということが、自分には価値があるということ。

自分には価値がないのではないかという恐れこそが、プライドの正体なのだから。

自分が正しくなければ、自分が誰かに勝っていなければ、自分には価値がない。

その思いこそがプライドの正体。

しかし、そのプライドこそが、無二の友を敵にしてしまうくらいの恐ろしいもの。

だから、そうならないために、自分の価値を自分自身で信じ、自分の価値を知る必要がある。

友を敵にしてしまわないために。

まずは自分が良い状態でいること。それが大事。

自分がそういう良い状態でいられれば、もし仮に、状態が悪くなってしまった友が自分の価値を信じられなくて戦いを挑んできたとしても、

その友の「俺が正しい!」という主張を、「俺の方がすごい!」という恐れからくる叫びを、

温かい心で、笑って受け止めることができる。

そのとき、その友は目を覚ます。

こちらの「あり方」によって、その友に目を覚まさせることができる。

また、プライドは、驕りや慢心のもとにもなる。

例えば、私自身、本当に多くの人のお世話になった。

はっきり言って、自分一人の力だけだったら、もう自分はこうやってブログを書くことはできていないかもしれない。いや、書けていない。

感謝することだらけであり、感謝すべき人だらけ。

けれど、プライドが高ければ、全ては自分でやったことだというおぞましい幻想に取り憑かれる。

さすがにそこまでの勘違いはもはやしないが、それでも、周囲の存在のありがたさ、周囲への感謝を忘れてしまうということはある。

そして、無用な勝負をしかけようとする。

もう、そういうのはこりごりだ。

さっきも書いたが、そんな勝負をしたところで、そこに本当の勝者などいないからだ。

さらに、プライドが高ければ、現実の自分を直視することができない。

実力が足りないにもかかわらず背伸びをしようとして、

結局、何者にもなれなくなる。

そうやって年だけ取って、余計にプライドが高くなって、そうなると基本的なこともできず、人の意見も聞けず、

もう、どうにもならなくなってしまう。

大事なことは、自分が良い状態でいること。

無用な勝負などしなくても、自分自身の価値を信じていられる状態でいること。

そのために、「イケジュンジム」もオープンする。

自分の「あり方」を高め続けるためのジム。

自分のあり方が悪ければ、友を敵にするという悲劇を経験することにもなる。

自分にとって大切な人とつながり続けていくためにも、私たちは自分の「あり方」を高めていく必要がある。

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