さて今日は、メンタルの仕組みについて解説しようと思うのですが、メンタルには、
短期での不安解消法が、長期の不安を増大させる
という特徴があります。
どういうことかというと、
例えば、コミュニケーションにあまり自信がないとします。
コミュニケーションに対して不安を感じるわけですが、その不安を感じないようにするにはどうすればいいでしょうか？
一番最初に思い浮かぶのは、
コミュニケーションの機会を避けること
です。
コミュニケーションする機会そのものがなければ不安は感じないわけなので、一つの方法として思い浮かびますよね。
しかもこの方法は、短期で結果が出ます。
つまり、今すぐに不安を感じないようにすることができる。
ただ、もし、その方法を取り続けたら、どうなるでしょうか？
長期的に、不安は増大します。
避ければ避けるほど、「できる」という根拠を積み重ねられなくなるからです。
どんどん自信を失っていき、自信を失えば失うほどに、不安は強くなっていく。
短期での不安解消法が、長期の不安を増大させる
わけですね。
例えば、女の子と会話することに緊張を感じている男の子がいるとします。
その不安を「女の子と話さない」ことで解消したとして、もしその方法をその後ずっと取り続けたとすると、
大人になっても「女の子と話すことが不安」だと感じるようになります。
しかも、子供の頃よりも不安は大きく育ちます。
最初の頃は小さな不安だったものが、気づけば、大きな大きな不安になっている。
そういうことがメンタルでは起こり得るということなんですね。
これは、
・自分の意見を言う
・断る
・自分から人を誘う
・自分の商品を売る
・自分のサービスでお金をいただく
・イベントに参加する
・初対面の人がいる場に行く
・コミュニケーションの機会がある場に行く
など、ありとあらゆることに当てはまります。
ここで大事になるのが、
トレーニングという感覚
です。
コミュニケーションでも何でも、練習すればできるようになっていきます。
例えば、１００回女の子と話す機会があれば、男の子は女の子と話すことに対して不安を感じなくなっていったでしょう。
自分にできるところから、できると感じられるハードルから取り組んでいく。
【トレーニングなんだ】という考えを持てるかどうか。
短期の不安に対して、「これならできそう」という無理しすぎないハードルを用意してあげて、取り組んでみる。
それだけで人生が１８０度変わる、ということはリアルにあります。
トレーニングという感覚を持ち、
トレーニング上手になる（自分にとって本当に適切なハードルを設定できる）こと。
不安への対処、不安を減少させやりたいことをやるには、その２つが大事になるんですよね。
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