「あいつが変わったら俺も変わるのに」モードから抜け出せるか?

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いつの間にか東京に来てます。明日は宇都宮へ。地味に移動してます。

では本題。

よく、会社内での人間関係が良くない、という悩みを聞く。当人が関わっていなくても、周囲の人間の関係が悪くて、業務が上手く回らない、とか。

会社だけでなく、人間が集まれば、どうしても合う人合わない人、つまりは自分の「こうすべき」を逸脱する人というのは現れる。もしくは、権力争いが起こる。

人は、存在レベルで自分に力を感じることができない場合、立場や、誰かよりも正しいことや、誰かよりも意識が高いことや、誰かよりも優れていることによって力を感じたがる。

誰かよりもということは自分よりも低い人が必要であって、逆に言えば、自分を脅かす存在は嫌になる。

そんな自分のことを意識的に見れる、客観的に見れればいいが、実際の場面でそうできる人は少ない。

結果、みんながみんな「あいつが先に変わったら俺も変わるのに」というモードに入っていく。

あいつが先に変わったら、(つまりはあいつが負けを認めたら)

変わってやってもいい(なぜなら自分は勝者だから)。

となる。

自分が先に変わるのは相手に負けた気がして、そんなことはしてやるもんか!と思う。

お互いに、そう思う。

会社の業務が上手くいくことや、望む結果を出すこと、お互いが本当に望んでいることの実現なんかよりも、

とにかく自分があいつよりも正しいこと、あいつよりも優れていること、あいつを負かすことが大事になる。

ここで、ズレる。

自分が本当に大事にしたいことから、ズレる。

すると、人生は上手くいかなくなってくる。

本当に大事にしたいことを大事にできていないのだから、当然と言えば、当然。

ただ、こういうことを頭でわかったとしても、さて、現実に実行できるか。

そこはまた別の話で、そこができるということが「在り方が磨かれている」ということであり、

それができればできるほど、自分が望むような人生になっていくんだろうなあ、と思います。

 

イケジュンの4作目『自分の「武器」を見つける技術』はこっち。

 

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