なぜ、地道なことを続けることができないか?
ということについて、今日は書いていこうかと思います。
理由は様々ありますが、まず一つの理由。
「構造的必要性をきちんと理解していないから」
構造的必要性を理解するというのは、⚪︎⚪︎を達成するためには、何をどれくらいやればいいのかを理解するということです。
私は以前に受験生に勉強法を教えていたので受験生を例にすると、例えば、英単語を1000語覚えるためには1日にどれくらいの勉強量をこなすことができればいいのかを数字で具体化している子ほど地道な作業を続けることができていました。
逆に、現実的な数字、具体的な数字を出すことなく「何となく」勉強している子ほど、地道なことが続かないし、日々の勉強をこなすこともできない。
そして、何となく勉強してしまうのは、拙著『毎日15分自分と向き合えば「欲しい結果」がついてくる』でも書いたのですが、そこに現実を直視したくないという怖れがあるからです。
怖れがあるとき、人は現実的になることができず、現実的になることができないでいるがゆえに、地道なことも続かなくなってしまいます。
自分には何が足りないくて、何をする必要があるのか、ということをきちんと理解する。それがすごく大事なことです。
さらに、別の例を出します。
誰か有名な人に憧れたとしましょう。
誰でもいいし、どんな分野でもいいです。その人は今、輝いているはずです。
輝いていて、自分もそうなりたいと願った。
で、今はそういう人と直接会うことも結構できる時代になって、
以前よりもはるかに身近な存在になってきた。
そうなると、「自分も簡単にそうなれるのでは」という思いが芽生えます。
これは、プラス面も相当大きいです。実際、その認識から人生を変える人もいる。
ただ一方で、今上手くいっている「結果」だけが見えるわけです。
しかし、その「結果」を作るために、その人は相当な行動をしてきたはずで、色んな苦労もあったはずだし、地道なことを続けてきたからこそ、今がある。
けれどそれは見えません。そこは、想像するしかない。
そこを『想像』することができない人は、地道なことが続けられないケースが多い。
早くあの人のようになりたい、と願うがゆえに、焦って、今日一日の地味な行動ができないのです。
逆に、そういう人の「目に見えない部分」を見ようとする人は、地道なことが続く人。
あそこまで至るのに、一体どれだけのことをやってきたのだろうか
と思える人は、続く。
これは、
空想に生きるか、現実に生きるか
という風にも言い換えることができます。
目に見える今の「結果」だけを見るのか、そこに至る「プロセス」を見るのか。
その結果はプロセスの賜物なわけで、プロセスをこなしたからこそ、結果が出た。
ということは、プロセスをこなすことこそが「現実」であって、プロセスなしに結果はありません。
そして、そのプロセスをこなす必要がある認識することが「構造的必要性」を認識するということ。
しかし、プロセスという「現実」を見ることができない人は、活躍している人の結果だけを見て、憧れ、自分もそうなりたいと「空想」し、だけど、プロセスをこなせません。
だから人生は変わらないし、自分の人生は望むようにはなっていかない。
空想は悪いことではありません。まずは空想し、想像することから始まる。ただ、現実には、地味な毎日、地道な行動が待っているわけです。それを、こなす。
今日一日、何を自分は実行したのか。そこに、フォーカスする。
どれだけ空想したのかではなく、どれだけ実行したのか。プロセスにフォーカスし、その必要性重要性を認識することで、
今までよりも地道な行動を続けることができるようになるでしょう。
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