ゲームにハマれなくなった男の悲しみと喜び。ドラクエ新作発売日と誕生日が被って思ったこと。

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昨日は誕生日で、たくさんの人からお祝いのメッセージをもらいました。ありがとうございます。中には動画でメッセージをくれる子もいたり!

先週はイケジムのフットサル後の懇親会で、イケジムメンバーからたくさんの動画での個別メッセージをもらった。大阪のメンバーもいれば、東京のメンバーも。ホント、ありがたい。まじ感動モノです。

 

誕生日とドラクエ新作発売日が被って思ったこと


 

 

で、昨日は誕生日であると同時に、ドラクエの新作発売日でもあったらしい。

 

ドラクエ。

ゲーム。

 

ううむ…

 

ドラクエの発売日と誕生日が被って、少し思うところがある。

 

年を取って、ゲームにハマれなくなってしまった。

1988年生まれの自分の小学生時代というのは、紛れもなくゲームにハマり続けた世代だと思う。あの頃は、伝説的なゲームが多かった。

 

ドラクエ、ファイナルファンタジー、ポケモン、デジモン、遊戯王、モンスターファーム、大乱闘スマッシュブラザーズ

 

とにかく、ありとあらゆるゲームをやった。ゲームボーイを線でつないで通信対戦をしていた時代。デジモンをズボンにひっかけ、機械をつなげて「ピピピピ!」と対戦していた時代。遊戯王のカードデッキを作り上げ「デュエル!」をしていた時代。

そのど真ん中の時代を生きた。

 

にもかかわらず、イケジュンはもうゲームにハマれない。

 

これは大きな喪失であり、大きすぎる悲しみなのだということをどれくらいの人が分かってくれるだろう。

PS4も持っているし、3DSも持っているし、PSVITAも持ってる。全てのハードを持っている。

マジだ。

でも、一つのゲームもクリアしたことがない。

 

ゲームにハマりたい理由


 

 

ゲームにハマりたい理由。

それは、脳の休息。

ゲームをすることで休息ができるのかどうかは分からない。(多分というか確実に、瞑想の方が脳は休まる)

ただ、仕事とは別のことを考える時間を求めていた。

基本仕事人間的な部分がある自分は、時間があると色々と考えてしまう。

毎週イケジムの音声を配信し、内容も工夫し、毎日ブログを書く。今は新たな原稿も書いている。

 

日々色々と考えているからこそそれができる部分があって、そんな自分が強く求めているのは、脳の休息時間だ。

日々癒しを求めている。

 

いや、休息していなくてもいいから、とにかく別のことを考える時間がほしい。その方が、仕事がはかどる。

文章を書くのは楽しいけど、さすがにそればかりになると疲れてしまう。

休息したい。
で、そのときに思い至ったのが、ゲームだった。

ゲームに打ち込んでいる時間は、仕事のことを考えなくて済むからいいんじゃないか。

一人でできるし。

 

そう思ったときから、ゲームをちょこちょこと買っては試している。実際、みんなが驚くほどのゲームの数を持っていると思う。

持っているけど、でも、ほとんどクリアしていない。

ハマれないのだ。これが。

まじで勘弁してほしい。

 

ハマりたいんだよ、こっちは!

 

でも、どうしても「もう、いいか」となってしまう。

「潤さん、気合いが足りないっすね!」と言われるかもしれないが、

ゲームに気合いを出そうなんて思っちゃいない。

 

疲れるだろうが!

そこに意志の力を使いたくないからゲームをしているのに、そこで気合い入れちまったら本末転倒なんだよ!

だから気合いを入れずにやりたい、wanttoでやりたいんだけど、続けよう、クリアしようという気力がどーしても湧いてこない。

 

なぜだ?

昔の俺はどこにいった?

俺はゲームが好きだったろう?

 

考えた。

 

まず浮かんだのは、これは自分が悪いんじゃなくて、ゲームが悪いに違いない。という発想だった。

 

そうだよ。俺が悪いんじゃない。

悪いのは、このクソゲーさ!

 

クソみたいな発想だが、最初はそう思った。

この世の中に、自分がハマれるゲームが存在するはずだと。

 

そう思ったから、色々買った。やった。

すぐ、投げ出した。

買って、やって、投げ出す。

その無限ループをずっと続けてきた。

 

それで、悟った。

 

悪いのは、ゲームじゃない。

悪いのは、俺だったんだ…

 

なんて日だ!

 

間違えた。

 

なんてことだ!

 

ゲームが面白くないのではなくて、

自分がゲームを面白がれない人間になっていたのだ。

 

ぐは。

 

そう。俺はもう、小学生じゃない。あのときの自分と全く同じ感覚でゲームに向き合うことなどできない。

そうか。自分は子供の頃の自分と変わっていない自分を求めていたけれど、おれは知らない間に変わっていた。

そのことを受け入れないといけない。

ゲームに年齢なんて関係ないんだけど、自分の心はもう、別のものを求めていた。

別のハマれるものを求めていた。

 

そのことに、ようやく気付いた。

 

ゲームにハマれない真の理由


 

 

そこで出会ったのが、トレーニングだった。

トレーニングとの出会いで、自分は救われたような気がする。

ようやく、心からハマれるものに出会うことができたから。

 

自分はやっぱり、現実が好きなんだな、と思う。

 

そう。

自分は、この現実を愛している。

 

それが、ゲームにハマれない真の原因だったんだ。

 

それがよくわかったのは、隣に誰かがいる、誰かと一緒にプレイするなら楽しめることに直面したときだった。

一人でやるんじゃなくて、現実にいる人と楽しい時間を過ごすためのゲームなら、やれる。

面白い。

ということはやっぱり、自分は現実が好きなんだ。

 

そうか。

そうだったのか…

 

ゲームを否定しているように聞こえるかもしれないけど、そうじゃない。その面白さは十分に知っている。

新作のドラクエだって、買おうかという気持ちはある。

でも、同じことを繰り返すだけだと、知ってる。

 

もう、自分の心は別のものを求めている。

 

自分はそちらに向かうしかない。

そちらに向かうしか、自分の真の喜びはない。

だから、そちらに向かう。

 

人それぞれ好みは違うし、違っていい。

過去ワクワクしたものに、ワクワクできなくなることだってある。

 

人は、変わっていく。

 

変わっていく悲しみに目を向けるのではなく、変わっていく喜びに目を向けていくこと。

だって、変わっていくということは、どんどん新しい好み、新しいワクワクが生まれているということなんだからね。

 

 

 

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