昨日は東京で、気の合う仲間たちと飲みながらひたすら喋っていて、気づいたら朝を迎えていました。ひたすら楽しかったですね。
この「楽しい」という感覚はすごく大事だと思っていて、小さいときは大体全てのことが「楽しい」からスタートしたはずなのに、気づいたらすごく「深刻」になっている、ということがよくあります。
受験勉強もそうで、自分で目指し始めた大学なのに、そもそも目指す必要のないものを自分で目指し始めたはずなのに、なぜか勉強するのが苦しいとか。
なぜ、人は深刻になるのか？
その問いの答えはいつもと同じです。
自分には価値がないと思っているからです。
根本で自分に価値がないと思っているから、思い込みの世界で「そういうこと」にしているから、何かで自分に価値を「付け加えなくてはならない」と思う。
しかし、付け加えないといけないということは、「付け加えられないという怖れ」が強くなることを意味します。
その意識が、「これを失敗すると価値がないことになるぞ…」という意識を生む。
この「価値を剥奪されるかもしれない、失うかもしれない」という意識そのものが『深刻さ』なのです。
例えば、人間関係で深刻になりがちな人は、「嫌われたら自分には価値がない」という強い思い込みの中で生きています。
だからこそ、緊張し、固くなってしまうのです。
好きな女の子がいたら「好きだぴょん」とでも言えばいいのに（笑）、「あわわ…」という感じになるか、強がってすまし顔をしてしまいます。
受験勉強で言えば、「チャレンジしている喜び」にフォーカスしていたとしたら、楽しんで勉強することができます。
でも、そのポジティブな側面ではなく「合格しなきゃヤバい」というところにフォーカスが当たると、どんどん深刻になっていく。
受験に関しては私も過去に教えていたのでよく分かるのですが、教える立場の意識も実はどんどん伝播していきます。
教える側が「合格しなきゃヤバいぞ」という意識になると、教え子もそうなっていって、どんどん深刻さが増していきます。
だから、実は教える側というのは常に自分の「あり方」に意識を向けないといけません。
自分がどういうエネルギーを発しているのかということは、伝播していくからです。しかも生徒というのは生徒であるわけなので、教える側の影響をすごく受けやすい存在。
逆に、教わっている側からすると、大事なことはできる限り自分を良い状態に保つこと。
周囲に負のエネルギーを発する人がいたら、それをブロックし、自分を自分で保つ、ということが必要になることもあります。
自分を自分で保つとは、フォーカスを変えるということです。
チャレンジできる喜びや、成長している楽しさ、そもそも生きているということの喜び。そういうところに意識を持っていく。
自分には価値がある世界で生きるということは、人生のベースが「喜び」や「楽しさ」になっていくということであり、
「体験したいものを体験するということそのものに価値を置く」「自分にふさわしいと思う世界を自分で創る」という状態で生きるということです。
そうなればこそ、私たちは毎日のその瞬間を楽しみ、しかも理想を実現していくという生き方ができるようになります。
私が提案する生き方とは、今を楽しみつつ、理想の未来（体験してみたい現実）も諦めないという、超よくばりな生き方なのです。笑
そのために必須なのが、「自分には価値がある」という思い。
目標達成というのも私の中では大きく感覚が変わって来ていて、
目標達成＝体験したい現実を体験する
という感覚。
あんなこと体験できたら、楽しくね？
くらいの感覚です。
まあ、私の願う体験は結構マニアックなのですが（笑）、でもそのマニアックな願いこそが私の願いなので、それでいいのです。自分にとっては本当に楽しいわけだから。
そもそも持っていた「楽しみたい」という感覚。その感覚を忘れないために、「自分には価値がある」という前提を持つことが大事なわけですね。
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