今って超豊かな社会なので、みんな暇だし、ずーと同じことをしているのも退屈。
だから、やりたいことが欲しいと感じることも当然のこと。
やりたいこと探しをしたくなる気持ちというのはよくわかる。
ただ、ないものはない、ということもあります。
例えば、人間関係で考えると分かりやすくて、
好きな人っていうのは、その人に出会うから好きになるわけですよね。
出会ってもないのに、
「俺の好きな人は一体誰なんだ、どんな人なんだ…」と考えたって、見つかりません。
見つかったと勘違いしたとして、数時間後にはそれが勘違いだと気付き、また考え始めるだけです。
そもそも、体や心が反応していないわけなのですから、
頭で導き出した答えは所詮頭で考えたものであって、ホンモノではない。
ホンモノではないとは、「感じていない」ということです。
好きな人なんか、一発で感じているわけでしょう。
好きだ、と。
それを無理やり頭で抑えることももちろん可能ですが。
でも、チラチラ見たりして、体が勝手に動いている。
それが、「体で感じている」という状態であって、それこそがホンモノ。
大体、やりたいことなんて体が知っているもので、気づいたらやってしまっているもの。
もしそういう状態でないなら、やりたいことがないということなのでしょう。
別にそれでもいいじゃないですか。
やりたいことがなければならない、なんてことはありません。
ただ、やりたいこと探しという行為に有効なことがあるとすれば、
頭の声を消す、ということ。
頭はごちゃごちゃ言うわけです。
何が正しい、何が間違っている、何ができない、するべきでない…
そういう頭の「邪魔」が入っているから、やりたいことができないということはある。
だから、やりたいこと探しとは、「頭の声消し」と言えるのかもしれない。
頭の声を消したときに何がしたいと感じるか大事で、
それでもないならないで、街に出て恋をすればいい(比喩ですよ)。
やりたいことがなければならないと考え、その考えによって頭が圧迫され、その圧迫から答えを導き出そうとしても、
ロクな答えは導き出されません。
結局、体を無視した頭でっかちなものになるので、体はついてきません。
体は正直です。
頭は嘘つきです。
嘘つきの言うことばかり聞いているから、わけがわからないことになってしまうのです。
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