変わりたいと思っているのだけど、なかなか変われないなと感じるときの一つの理由は、
過去の臨場感が高い状態になっている
ことです。
なので解決策としては、
未来の臨場感（望む在り方へのリアルなイメージ）を高めていくこと
になります。
過去の臨場感が高いときは、過去の話題が出やすかったり、過去の記憶が活性化しやすくなります。
・自分はこういう経験をしてきたから
・あのときあれをしなかったからこうなっている
・過去のネガティブな感情の活性化
など、過去の話題が多くなり、
過去の経験から生まれるセルフイメージに臨場感を感じている状態。
そうなると、言動や認知を変えることができず、
過去と同じパターンをどうしても現場で実行してしまいます。
その結果、現実の変化を体感できないことになります。
それは脳の仕組みとして仕方のないことなのですが、
同じことを続ければ、同じ結果が出続ける
のが人生の大原則で、
違う結果を望むなら、違うことをする
ことがやはり大切になります。
そのためには、
未来（これからどう在りたいか）の臨場感を高めること
が重要です。
これまでどうだったか、これまでどんな経験をしたか。ではなく、
「では、これからどう在りたいのか？」
のことをもっともっとたくさん考えるということです。
重要なのは、物理的に多くの時間、回数、望むことを考えること。
もっともっと時間をかけて、そちらに意識を向ける。
これからどう在りたいのか、どんな在り方でいたいのか、
どんなコミュニケーションを取りたいのか、
理想の自分の在り方とはどんなもので、
今の現場でどう在ることなのか？
そのイメージをもっともっと時間をかけて作り上げていきたいんですよね。
そのイメージが薄いことで、臨場感を感じることができず、
現場で同じパターンを繰り返してしまって、うまくいかなくなってしまう。
逆に、シンプルに、「こう在りたい」自分をイメージする時間や回数を圧倒的に増やすことができれば、
現場でそう在ることもできそうですよね。
実際、脳は現実とイメージの区別がついていないので、イメージも「経験」になり、「記憶」になります。
つまり、過去への臨場感ではなく、未来（望む在り方）への臨場感を高めることができる。
これは本当に大事なことになるので、ぜひ押さえておいてほしいと思います。
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