さて今回は、過去のコンプレックスがあっても理想の自分になる方法について解説します。
人の人生には、色々あります。
僕も過去にいじめられたことがありますし、失恋したこともありますし、恥ずかしいこともあります。
まじはずいです。
そんな過去のことが足かせになって、前に進まない。
ことあるごとに過去のことがぶり返してしまう。
今日は、そんな方に向けた記事です。
例えば、過去のことが足かせになりやすいのは、自信やセルフイメージ、そしてコミュニケーションの分野です。
僕自身、以前は女の子と話すのが苦手でした。
緊張したり、自分を出せない時期が長かったんですよね。
余裕もないし、なんか焦るし、うまく話せない。
それがすごく嫌だった時期がありました。
本当は話したいくせして、「別に話したいわけじゃないし」みたいな顔をするプロでした。
かなり、超一流の顔だったと思います。
野球界で言えば、イチロー。サッカー界で言えば、クリスティアーノ・ロナウド。
食べ物界で言えば、お寿司。
チョコ界で言えば、ゴディバ。
そんなレベルの顔だったでしょう。
同じように、異性とのコミュニケーションにコンプレックスを感じる人もいるかもしれないですし、
他にも、「何かができない」ことについて気にしてしまうこともあるかと思います。
それらが足かせになって自信が低下したり、どこか自分を肯定できず、うまくいかないとき、具体的にどうすればいいのか?
そのトレーニングプランを示していきたいと思います。
過去にフォーカスしなくていい理由
まず大事なのは、過去にフォーカスしないことです。
「え!過去を癒す必要があって、過去とじっくりと向き合わないといけないのではないですか?」
と思うかもしれません。
ただ、最近のクライアントから、
「1年間、カウンセリングで過去と向き合いましたが、インナーチャイルドなるものもやりましたが、知識は身につき自己理解が深まったものの、具体的な変化は起こりませんでした」
という声がありました。
なぜそうなるかというと、過去と向き合っても【新しい脳の神経回路】が出来上がるわけではないからです。
むしろ、何度も過去のことを思い出すことで、余計に記憶が強化されてさらに思い出しやすくなってしまう可能性すらあります。
もちろん効果的な場合、効果的な部分もあるのですが、
それだけだと、望む変化が起こらないことも多いです。
ですので、僕のトレーニングでは、まず『今の状態』を高めることを行います。
ここには理論的な理由もあって、
僕らが過去を振り返るとき、実は【現在の状態】の影響を受けます。
つまり、現在が良い状態であれば、過去の意味づけや思い出すシーン、フォーカスするポイントが違ってくるのです。
例えばですが、
起こった当初は「嫌な出来事」だと思っていたけど、月日が経ち、落ち着いてくると、
「あれのおかげで大切なことに気づけた」
「あれのおかげで今がある」
と感じることはないでしょうか?
でも、よくよく考えてみれば、過去の出来事は変わっていません。
変わったのは、【今の状況】であり【今の状態】です。
【今】が変わったから【過去の意味】が変わった。
つまり、今の状態を上げれば、過去の意味を変えられるということになります。
トレーニングで行っていくのは、そちらの流れで過去を癒していくこと。
結局、現在が不幸な状態であれば、どうしても「あれのせいで」と思ってしまうのです。
現在が不幸な状態で過去を癒すのは、非常に困難。
なぜなら、結局不幸な状態なので、
どうしても「過去のせいでこうなった」という思考が出てきてしまうからです。
なので、まずはともかく現在の状態を良くすることを考える。
現在の状態を上げれば、過去のせいでと考える必要性がなくなります。
そのとき初めて明るい視点で向き合うことができ、
新しい意味を見出すことが可能になります。
運動すると過去が癒える理由
では、今の状態を上げる取り組みとは何なのか。
まずは、ポジティブな感情を活性化できる『脳』を作っていきます。
そのための具体的なトレーニングプランは、
運動
です。
「まじかよ!」
と思うかもしれません。全然関係なさそうですよね。
気持ちはすごくわかります。笑
しかし、実はすごく大事なのです。
とにかく少しでもいいので運動することによって、脳が幸せホルモンを分泌できるようにしていきます。
つまり、運動することで【今良い状態】を作る。
そうすると、先ほど書いたようなことが起こってくるんですね。
運動することで過去が癒される
というと突飛な意見に見えますが、
ここまでお読みいただければ、まんざら突飛だとは言えないということも分かっていただけるのではないかと思います。
まずは運動。
さらに、実際のトレーニングでは睡眠や食事についてもモニタリングして、具体的な取り組みを設定していきます。
運動、睡眠、食事。
このあたりを整えていくことが最初のトレーニングプランになります。
明るい未来イメージで過去は癒える
次にトレーニングが、
明るい未来のことを考えてみる
ことです。
先ほど、現在が良い状態なれば、過去の意味が変わる、と書きました。
これは実は【未来】に対しても全く同じことが言えます。
もし未来が良くなると確定しているなら、
そこまで過去を嫌う必要がなくなりますよね。
どうせ素晴らしい現実がやってくるのですから。
未来が良くなると思えているなら、過去の意味や過去に対する感情は変わってきます。
逆に言えば、未来良くなると思えなければ、過去に対してネガティブに感じやすくなるということ。
だからこそ、明るい未来にアクセスできるトレーニングを積み重ねていくことが有効なのです。
また過去のネガティブなことは【願望の明確化】につながっています。
コンプレックスも、裏返せば、こう在りたいというエネルギーにつながります。
ですので、そのエネルギーを他者への怒りや苛立ちではなく、
【自分の成長】に向けることが有効です。
コントロールできない他者に感情のエネルギーを向けるというより、
自分の成長に意識を向ける。
そうすれば、明るい未来もイメージしやすくなり、より状態が上がりやすくなります。
新しい脳の神経回路を使うトレーニング
さらに、次のトレーニングが、
新しい意識の設定
です。
これは【新しい神経回路の構築】を目指していくものですが、
・これからどういう意識を持つか
・これから何にフォーカスするか
・これからどういう行動を取るか
を明確にしていきます。
「結局、変われませんでした…」
という場合、圧倒的に足りないのがこの【新しい意識の設定】そして【新しい意識の実践】です。
ここが足りないからこそ、過去から変われず、いつもと同じパターンを繰り返してしまいます。
例えば、コミュニケーションの課題がある場合、
どんなコミュニケーションを取りたいのか?
を明確して、小さな一歩を設定していきます。
とにかく小さくでいいので、新しい在り方を現場で実践していくわけですね。
ここが重要で、
過去のことを考えるだけでは、「ではどう在りたいのか?」が明確ではなく、実践ができません。
結果、過去の神経回路が活性化するばかりで、
結局、変わることができないのです。
ただ、ポイントになるのは、
いきなり無理をしない
こと。
この難易度の調整も非常に大事で、トレーニングではここの設定を慎重に行っていきます。
様々な提案をさせていただいたり、クライアントの方に考えていただいたりしながら、
無理のないトレーニングプランを設定していきます。
そして、その立てたプランを少しずつ実践してもらい、うまくいかなければ調整。
うまくいかないときのメンタルの持ち方も伝えさせていただいて、
少しずつ新しい神経回路を構築していきます。
そうすれば、過去のコンプレックスがあったとしても、望みの自分になっていくことが可能になります。
その他にも細かい部分でたくさんのポイントがあるのですが、
まずは今回お伝えしたことを押さえておいてもらえればと思います。
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