さて今日は「なぜ本などの情報だけで変わるのがムズイのか?」について考えてみたいと思います。
当ブログでもかなり扱っているテーマではあります。
今回書くことはこれまであまり書いてこなかったことかもしれません。内緒にしていたわけでも秘密にしていたわけでもないです。
ただ、あまり言語化してしこなったというところはあるかもしれません。
今日もセッションが3件あるのですが、なぜセッションを繰り返す中でクライアントが良くなっていくのか。
ここを改めて、夜なべして考えてみました。
(すいません、嘘です。夜なべはしてなくて、昨日は午後11時に寝ました)
すると、本などの情報だけでは変われない理由も同時に見えてきたんですよね。
結論から言えば、
プラスの感情になる関わりが生まれていないから
になります。
ここなんです。
情報レベルのインプットは感情が動きません。
ちょっとわかりにくいと思うので例を出しましょう。
例えばなのですが、
「自己効力感を上げることが大事なんですよ」
と専門家に伝えられたとしましょう。そう伝えられることは実際よくあると思います。
ただ、これはあくまでも『情報レベル』の提供物です。
これだと本を読むのと変わりませんし、実際本を読んで得られるものはこのように、情報レベルにとどまります。
しかし、
「〇〇さん、ここが素晴らしいですね」
「〇〇さん、ここがめちゃくちゃ良くなってますよ!」
「僕は〇〇さんのこういうところが素敵だと思います」
と直接言われたらどうでしょうか。
言われ【続け】たとすればどうでしょう。
感情が動くと思いますし、これまで否定的なことばかりを言われてきたとしたら、ちょっとした衝撃を受けるかもしれません。
自己効力感も『実際に』高まります。
ここがポイントです。
「自己効力感を高めるといいんですよ」
と教えられたところで、自己効力感は上がりません。
「へーそうなんですね」案件です。それ以上でもそれ以下でもなく、そこに変化は生まれない。
これが本を読んだだけではなかなか変われない理由です。
知識や情報の伝達だけでは『実際に感情レベルの変化』が起こらない。
でも、自己効力感が上がるような【関わり】をされたら、実際に自己効力感は上がります。
少しイメージしてみましょう。
周りの人全員が、あなたのこと高く評価してくれたり、良いところを見てくれたり、強みを教えてくれ、可能性も信じてくれたとします。
あなたを見る目がポジティブで温かく、プラスの感情を持っていることを感じられて、実際にプラスの声かけをしてくれる。
そうすれば、知識はなくとも、感情が大きく変わり、セルフイメージや自信にも大きな影響がありそうではないでしょうか。
実際、あります。
メンタルに大きな影響を与えるのは、知識よりも【関わり】です。
だからこそ、プラスの関わりが存在するような【人間関係】を持つことが非常に重要で、それが人が変わる大きなきっかけになり得ます。
「いや、潤さん、お待ちなさい。ちょいと。
それって他者評価に依存している状態であって、自分で自分を支えられていないのではないですか?
それは本質的なのでしょうか?
私は気になりました」
という意見があるかもしれません。素晴らしい意見です。ちょいとどころではありません。
そういう意見が頭に浮かんだ時点で、すごく学ばれていて、すごく考えていらっしゃることが伝わります。
最高です。あなたの未来はマジで明るいです。
その上で少し説明をさせていただくと、
自分で自分に対してプラスの関わりができるようになること
ここをもちろん目指していくわけなのですが、今はまだそれができない状態だったとしましょう。
その中で、一人で進めていくのは現実問題としてめちゃくちゃ難しいです。
この【現実】があります。
というのも、自分へのプラスの関わりができない場合、
周囲にマイナスの関わりをする人が存在した、実在する、というケースが非常に多いからです。
マイナスの関わりが実際に存在する状況下で、今はまだできない自分に対するプラスの関わりをする。
これが激むず。
マイナスの関わりが実在していて、そっちの臨場感の方が極めて高いからです。
実在するマイナスの関わりと、
「プラスの関わりをしましょう」という知識。
どちらが影響力を持つかというと、実在するマイナスの関わりの方が圧倒的な影響力を持ちます。
だからこそ、なかなか変われない現状は続くことになります。
そこに風穴を開けるのが、
【プラスの関わり】
です。
まずは他者からプラスの関わりを得て、だんだんとその感覚が身についていく。
できれば、自分も他者にプラスの関わりを「与える」経験を積む。
そうすれば、だんだんと自分でも自分に対してプラスの関わりができるようになっていきます。
というのも、脳は記憶にあるものを未来に再現するからです。
プラスの感情、プラスの行動をとるためには、プラスの記憶が必要です。
プラスの体験にもとづくプラスの記憶がない状態でプラスの行動を取ることは難しい。
だからこそ、まずは他者との関わりの中でプラスの体験を積んでいく。
ポジティブな記憶を増やしていって、そこから【自分】にそのプラスが派生されていく。
そういう順番で進めるのが最も無理がなく、自然に良くなっていく流れになります。
今回の記事は「だからどうこう」ということではなく、自分の中で言語化が進んだのでシェアさせていただいた、というものになります。
ただ、ここが言語化されてくると、周囲の人の状態を上げてあげたいときにどうすればいいか?も見えてくると思います。
アドバイスの質とかそういうことではなくて、その相手に対してこちらがプラスの関わりをする。
それだけでめちゃくちゃ力になることができているんですよね。
ということで、今日はこの後3件のセッションやってきます!
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