自分の武器が何なのか分からないときというのは、とにかく人と比較したり、人の優れているところを見て落ち込んだり、
facebookやブログなどで誰かの情報発信を見て焦ったりと、とにかく心が忙しい。
本来自分がしなくていいことをしなければいけないと思い込み、でも、できず。
できない自分を責め、変わらなくちゃと思い変わろうとするけれど変われない自分に直面し続ける。
本来、人をサポートするのが得意な人が、人前に出なければならないと思い込んだり、
文章ならすごい能力を発揮する人が喋りがうまくならなくちゃと思ったり、喋れる人が文章を書かなくちゃと思ったり。
もしくは、本来優れた力を持っている人が「場所を得ていない」ということもある。
「場所を得る」というのは本当に重要なこと。
優れた武器を持っていても、その武器を活かせる場所がないなら、宝の持ち腐れ。
自分の場合で言えば、人の下につくということがどうしてもできない性分だったから、企業に勤めるということも選択肢としてかなり難しかった。
だから、自分が自分の武器を活かせる場所を、自分で作ってしまいました。
大きな会社を作りたいという願望も、皆無。
「ない」というか「 皆無」。
年商いくらで、とかで争う気持ちにはなれない。
大企業の社長に憧れたことは一度たりともないし、経営にも全く興味がない。
ただ、作家さんに対する憧れはあったし、コーチもいいなと思ったし、
一人静かな時間を持ちながら仕事ができるというのは本当に最高だな、という気持ちもありました。
一人が好きで、物事を洞察したり言語化したり、一つのことを突き詰めることも好き。
そういう自分の性質と向き合いながら、自分が「どこでなら」最もパフォーマンスを発揮できるのか、ということも考えてきました。
結果、自分の武器を活かせる仕事を自分で創ろうと思ったし、というか、それ以外にしようがなかった。
不器用だったから、それ以外の生き方ができなかった。
でも、今思えばそれも武器で、それしかできないから、そうせざる得ないから、実現に向けて動けた。
逆に、人の上に立とうとは思えないことも武器だし、人前に立とうと思えないことも武器。
結局、「自分のスタイル」を見つけることが大事で、
自分という人間が最もパフォーマンスを発揮できて、お金も得られて、日々充実を感じられる場所はどこなのか。
今の時代なら、それは具体的にどういう形になるのか。
「場所を得る」というのは、人生において本当に重要なテーマ。
めちゃくちゃ重要なテーマ。
ただ、「場所を得る」ためには、自分の武器は何なのかをまず知ることが重要。
でなければ、場所のイメージが全然できないから。
武器を知って、場所を得る。
なんか、それだけでいい気もしますね。
ありがたいことに、コンスタントに売れ続けているそうです。
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