やりたいことが分からない、ということに関して今日は書いていきます。
この「やりたいことが分からない」という状態は、実は、やりたいことが分からないのではなく、やりたいことを実現できると思えない、という部分が大きかったりする。
例えば、
人生の中で「望むことが実現しなかった」結果、悲しい思いをしたとするよね。
失望したりとか、自分にはもうダメなんだ、と思ったとする。
そうすると、「望むこと」や「やりたいと思うこと」自体に対して抵抗の気持ちが生まれて来たりするんだ。
何かを望むということは、そこに大きな感情が存在することになる。
わかりやすいから恋愛を例にすると、例えば好きだった人から振られたりなんかすると、ものすごくショックだよね。
その「ショック」という体験に強いフォーカスを当てて、それまでの楽しい時間、豊かだった体験のことに焦点が当たらないと、心の中にショックが強く残る。
すると、次に恋愛をしようとしたときにも、そのショックのことを考えて気分や状態が下がってしまったりする。
すると、
恋愛をしようと思った→気分や状態が下がった
という流れが起こったことになるよね。
この流れはつまり、
やりたいことをやろうと思った→気分や状態が下がった
という流れになっているということ。
〜〜をやりたいと思ったら気分が下がる。
気分が下がるのは普通に嫌だし、気分が下がることがやりたいことなはずがない、と思う。
結果、〜〜はやりたいことのはずがない、と結論づけたりする。
恋愛は別にしたくない
とかだね。
(もちろんそういう気持ちもわかる。責めているわけじゃないからね。ショックだし、失望するし、悲しいよね)
ただ、そのとき感じた気分や状態の悪さというのは、それがやりたくないということから来るものではなく、
願望が実現しなかったときのショックや失望や悲しみ
に対して感じているものなんだ。
大事なので、もう一度書こう。
その気分の悪さは、それがやりたくないから生まれているのではなく、
それが実現しないと予想することによる失望や悲しみから生まれているものなんだ。
わかりやすく言えば、
好きな人とデートする喜びではなく、好きな人に振られる悲しみに強いフォーカスが当たっているということ。
その状態で恋愛が「したい」とは思えないよね、ということ。
でも、恋愛がしたくないわけじゃない。
したいんだけど、したいと思って失望するのが嫌だから、したくないことにしている、ということなんだ。
もちろん、その感覚はよくわかるし、責めているわけじゃない。
ただこの感覚が拡大していくと、やりたいこと、やってみたいことはどんどんなくなっていくことになる。
自分にはできるんだ、願望は実現するんだと思えなくなってくると、やりたいことをやりたいと認識できなくなっていく
ということなんだよね。
状態がそもそも悪い、悪いイメージにフォーカスしている状態だと、それを本当にやりたいがゆえにネガティブな感情を強く感じたりするようになる。
例えば、文章を書きたいとする。
そして、その文章の価値を信じたいし、人にも楽しんで貰えたら嬉しいと思っているとするよね。
でも、書いてみても誰も読んでくれなくて、
「読んでもらえない=自分の文章には価値がない」と感じる状態になっているとする。
そうすると、書けば書くほど、失望感を感じることになるわけだ。
すると、
「こんな気持ちを感じるということは、書くことをしたいわけじゃないんだ」とか「書くのは楽しくない」とか「書くこと以外でやりたいことを探さなくちゃ」という意識になってくる。
すると、やりたいことリストの中に「書くこと」は除外されるようになる。
人はこうやって、自分が本当にやりたいことを除外するということをしたりするもの。
そこにあるのは、悲しみであり、いつか感じた失望だったりするんだ。
さて、こういうときにこそメントレの出番で、もちろんその状態というのは普通に改善することができる。
要は、できるんだ、という気持ちを高めていけばいいし、そのために様々な勘違いを取り除いていけばいい。
ただ、かなり長くなってしまうので、1つの文章にまとめました。
まもなくそれを公開しようと思うので楽しみにしておいていただければと思います。
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