さて今回は「なかなか変われないなあ」という風に感じるときに何が起きているのか?を考えてみましょう。
今回は「2つの理由」について書いていきます。
変わらないことにもメリットがある
まず第1点が、変わらないことにもメリットはある、ということ。
色々ありますが、大きいのは「とりあえず安心」ということです。
今までの毎日にそれほど満足はしていなかったとしても、
自分の在り方に変化を加えたいという思いはあったとしても、変化というのは未知です。
変化後の世界はまじ【未知との遭遇】になってくるので、怖いです。
慣れないもの、知らないもの、未知やすえなものに対して僕らは抵抗を感じるわけですね。
なので、やってみたいけど、できない。
言ってみたいけど、言えない。
行ってみたいけど、行けない。
ということになってくる。
「安心」を優先していると、変わらないことのメリットを優先することが増えるので、
なかなか変われない、ということになってきます。
なので、心の中の自分の優先順位に気づき、一時の安心より成長を選択することも大切になってきます。
さらに、結局何を恐れているのか?と考えたときに、それは「結果」なわけです。
変化した後の結果がどうなるか分からない。
結果を恐れている。
なので、結果に関わらず自分を受容できていること、
コントロールできることできないことを明確にできること、なども大切な点になってきます。
結果、つまり数字や他者評価によって自己価値が決まると思っていればいるほど、
結果が出ないことに対する恐れも強くなるので変化できない、ということがよく起こります。
自己受容がなぜ大事かというと、こういう風に「行動する」段階においても心のセーフティネットになってくれることによって、
自分がやりたいことをやることの後押しをしてくれるからなんですね。
こちらにもより詳しい内容を書いています。
大きく変化しようとしすぎている
次に、大きく変化しようとしすぎている、ということが挙げられます。
これは先ほどの内容と実は関連するのですが、
自己受容ができないでいるときは、とにかく結果で自分を判断します。
すると、大きい結果であればあるほど良い、という風に考えるわけです。
大きい結果を出せば自分の価値が上がるからです。
結果、すごく大きな変化を求める、ということになりやすい。
ただ、大きな変化を求めると、後に反動がきます。
例えば、筋トレだ!!俺はやる!!と言って、いきなりジムで高重量を扱ったハードなトレーニングをすると、
1週間後には休会状態になっているもの。
無理をした反動によって「全くジムに行かない」ということになる。
こういったことがメンタルの中で起こってくるわけです。
いきなり自分にとってハードルが高いことを始める(とにかく大きな結果が欲しいから)
ことによって結局は変われない。
一発逆転系の発想も同じで、大体、大きなことをいきなりやろうとして失敗するということがほとんどになるのは、
あまりに短期で、あまりに大きな変化を起こそうとしすぎているからだったりします。
コーチングでも、「次の一歩」「次のステップ」を定めたりしますが、
イメージしたときに続けられそうにない、息切れしそう、挫折しそうな場合は、
もっと小さなステップを用意します。
ハードルの設定というのは非常に重要で、
自分にとってぴったりはハードルを設定してあげることで着実に変化していけます。
変化が難しく感じている場合は、設定が高すぎることが多いのでチェックしてみてください。
逆に簡単過ぎて面白くない場合には、ハードルや基準を高めることもします。
基準やハードルが低すぎることで退屈している、やる気が出ないこともあるんですね。
ドラクエでスライムとずっと戦っていたら、
「つまんねえ!まじでこのゲーム、クソゲーじゃん!」
と言いたくなりますが、それはゲームがクソなのではなく、
設定しているハードルが「あれ」なのです。
ドラクエは面白いです。
人生も同じで、人生が面白くないのではなく、
自分が設定しているハードルによって人生を面白くなくさせてしまっているだけだったりします。
ハードルを設定したときにどう感じるかが大事で、
この「どう感じているのか」を無視してしまうと、高いハードルを設定しすぎるということが起こりやすくなるんですね。
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