コロナ禍が長引いていて、色々と仕事にも影響が出ている方が多い社会状況。
仮に状況が悪くなったとして、
そうなるとどうしても意識が「自分の人生に足りないものを補う」というところに向きます。
ただ、例えば仕事で言えば、「自分の人生に足りないものを補おう」という意識で取り組んだとして、
果たしてうまくいくかどうか。
というのも結局、誰かが何かのサービスを購入するということは、
そこに何かしらの価値を感じて、その人自身のために買うわけですよね。
ということは、考えるべきは「その人にどういう価値を提供するのか?」で、
「自分に足りないものを補う」ということじゃなかったりします。
よくよく考えてみればそうだよな、とわかるのですが、
コロナ以外のことでも何でも、状況が悪化すればするほど、
僕らは自分自身に意識を向け、結果、苦しい状況が続いてしまいやすくなります。
さらに、どうしても「結果」や「成果」というものが重視されやすくもなるので、
ストレスフルな行動になりやすい。
昨日の記事にも書きましたが、行為それ自体の喜びなんてどうでもいいから、とにかく成果だ!という話になってくる。
これ、心理学ではかなり前からわかっていることなんですが、
金銭などの報酬を得るための外発的動機よりも、それ自体に興味があるという内発的動機の方がモチベーションとして強力なんです。
(参考資料 モチベーション3.0 持続するやる気をいかに引き出すか)
ただ、仮に頭では分かっていたとしても、今回のように状況が厳しいものになると、どうしても外発的動機が強くなります。
結果を出さねば!と感じるからです。
楽しいとかどうでもいい!みたいな。
その結果として、余計にストレスが自分の中で溜まりやすくなるんですよね。
本来、今のような状況でこそ、ストレスが溜まらない、むしろストレスが解消されるような取り組み方が必要です。
日々の行動でうまくストレスが解消されていれば、人間関係だって良くなります。
例えば僕がこのブログを書くときに、我慢しながら苦行のように書いていたら、
書くことはストレスです。
溜まったストレスを別の何かで発散する必要性に駆られるかもしれません。
ただ実際のところ、書くことは楽しいものであり、
書くこと自体がむしろストレス発散になっています。
結果、他の何かでストレスを発散させる必要もありません。
ここが『メンタル』が重要なところで、何をやるかも大事なのですが、どういう意識でやるか。
ここも非常に重要。
というか、パフォーマンスということに関して言えば、断然「どういう意識でやるか」が大事です。
(心の状態をいかに整えていくかということは、日々の幸福度に影響しますし、状態を整える意識を持っていると、どんどん上手になっていきます。
幸せを感じられるかどうか、日々良い状態でいられるかどうかは『技術』的なところもあって、取り組んでいるとその力が伸びてくるんですよね)
状況が望むものではないとき、それでも良い状態で物事に取り組むこと。
それができると、まずそもそも今この瞬間気分が向上しますし、取り組みの質も量も増えます。
仕事で言えば、自分ではなく顧客に意識が向くことでサービスの質が向上するということですね。
勉強で言えば、勉強に取り組むこと自体の楽しさを感じることができるから、勉強量が増える。
勉強量が増えれば、当然、成績は上がるし、知識もつきます。
状況が悪いときはどうしても、
・外発的動機付けのみで自分を動かそうとする傾向が強まる
・仕事において「どんな価値を提供するか」への意識が薄れる
・今この瞬間を楽しむ意識が薄くなり、行動が苦行化しやすい
というところがあるので、学ぶことの楽しさ、価値提供することの喜び、そういったところに意識を向け直してみるのがオススメです。
より詳しく本格的な内容はメルマガで書いてます。
LINE@でも最新情報、LINE限定コンテンツを随時配信中です。
noteも書いています。
:note文章版メンタルトレーニング「自信を鍛えるメントレ」
本も出版しています。
こちら韓国でも出版されました。
「無愛想のススメ〜人間関係が劇的に改善する唯一の方法〜(光文社)」 発売4日で増刷!
YouTubeもやっています。