高校時代の自分に言ってやりたいことがあるとすれば、この言葉だなと思う。
「そんなにビクビクしなくていい」
好きなサッカーをするときも、嫌われないことを考えてた。
特に「こいつに嫌われると部内での人間関係がキツくなる」相手と一緒に練習するとなると、力が入ってた。
自分はサイドの選手だったから、パスを蹴り込むことが多かったのですが、
サイドからパスを蹴り込み、シュートするという練習があって。
シュートを打とうとするのは2人で、ボールを蹴り込む選手はそのどちらかにターデットを絞って蹴る。
その練習中、中でシュートを打つ相手が「そいつ」だったときは、努めてそいつにボールを蹴ってた。
そいつが好きだったわけじゃない。
ただ、嫌われるのが怖かっただけ。
「ナイスボール!」
そう言われて、「ああ、嫌われなかった」と喜んでいる自分が惨めだった。
たまに、今の自分だったらどうするだろう、と考えたりすることがあるんですよね。
まあ、そいつに気を遣うことはないだろうなと思う。
嫌われたら、勝手にしてくれ、って感じで。
陰口を言われたら、面と向かって「何か言いたいことでもある?」と聞けばいい。
ビクビクする必要はどこにもない、ということが今は分かる。
己の在り方、メンタル、内面と向き合う中で、
自分を卑下しなくていいんだと知った。
だから、もう、卑屈にはならない。
そういう在り方でいられる自分に心地よさを感じると同時に、
ああ、今の自分のままサッカーやってみたかったな、という思いも生まれてきたりする。
多分、そんな思いがあるから、こうやって文章を書いているのかもしれない。
もし、あなたがサッカーやってるなら。
自信持って、遠慮せず、好きなサッカーをやっていい。
サッカーじゃなくても同じ。
どんなスポーツでもいいし、
スポーツじゃなくてもいい。
嫌われないために自分を抑えるってのは、悲しい。
後悔する。
だから、嫌われてもいいから、
全力で、思う存分、遠慮せず、やってみよう。
そのときは嫌われて大変だったとしても、
自分を誇りに思える。
そう思えることは、すごく大切なことなんだ。
そんな、余計なことを言ってみたくなるのでした。
さ、晩飯を食おう。
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