物書きをしながら個人で働いている男が「祝日」に感じたこと

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いつからか、祝日という概念がなくなってしまった。

今日が祝日なのだと気づくのは、いつものように車を走らせてカフェに行き、混んでいるなと思って、

「今日、混んでますね」と馴染みの店員さんに話しかけたときの、

「今日は、祝日ですから」という一言から。

「ああ、そうでしたね」

と、さも祝日であることを知っていて、たまたまそのときは忘れていて「思い出しました」というニュアンスでなぜか返答してしまう。

最初から、知りませんでした!

 

そういうとき、たまに思う。

小学生、中学、高校のときの、「明日は土曜日か」という感覚を自分は失ってしまったと。

明日は休みか、という感覚。

その感覚が、今はない。

それが良いことか悪いことかで言うと、どっちだろう。

メリハリがきかないとも言える。

別に休みたいわけじゃなくて働きたいのだけど、というか興味あるテーマの研究を続けたいのだけど、

たまに、メリハリがほしい、と思うことはある。

あの、休みがきたときの感動というのが今はなくて、そのメリハリがきいた感じに対する羨ましさのようなものを感じることがある。

逆に、明日から仕事か、という残念感もない。

それは、良いことなのかもしれない。

夜に疲れて研究が進められなくなって、ああ早く明日の朝になって体力が回復している状態になってくれ。そうすればまた研究を進められる。という思いで毎日を生きてたりする。

だから基本、遊びたいとは思わない。

ただそれも、真面目ちゃん!という感じではなくて、ただ純粋に、遊ぶことよりも楽しいことを見つけてしまったという感覚。

だから、遊んでいるのと変わらないのであり、違う遊び、より楽しい遊びをしているということかなと思う。

でも、そうなることでメリハリがきくことの喜びというものはなくなり、

体も慢性的な疲労を抱えがち。

動かなくても、体には疲労が溜まる。

疲労というか疲労感かな。血流が悪くなっている感じ。

特に、座っている時間が長いというのは致命的で、意識しないと歩くこともないわけで、これでは30歳になったときに、足が老人化してしまうのではないかと多少危惧してる。

だから、最近は、スクワットやふくらはぎを鍛えるトレーニングをしていたりするのだけど。

 

話を、祝日に戻そう。

サラリーマンをしたことがないので、祝日の喜びや休日の楽しみ、さらには職場の同僚との絆、みたいなものを体験することができていない。

社内恋愛なんかとも、無縁。

ということを考えれば、今の選択をすることで当然得たものもあるけれど、できなかった経験というのもある。

何かを選ぶということは、何かを選ばないということでもある。

何でこんなことを書いているかというと、特に理由はないけれど、無理やり理由をつけるとすれば、物事をニュートラルに見るということは大事なことなんじゃないかと思っているから。

例えばサラリーマンで言えば、収入が定期的に入ってくること、社内に人がいること、社内恋愛ができちゃうかもしれないこと、休日の喜びがあること。

そういう「あるもの」に目を向けることも大事なことで、

それは、サラリーマンをやっていない自分からすると、結構魅力的というか、経験してみても良いと思える体験だったりする。

だからといってサラリーマンの方にサラリーマンをやめるなと言いたいわけではなくて、

自分の今の働き方を自虐的に見ているわけでもなくて、

ただニュートラルに見るということについてを書いてみたかったというだけの話。

 

あと、別の話で、

今の感覚として、「何かを否定して何かを選ぶ」ということをしなくなっている。

「それも、ありだね」

「いいねえ」

「でも、俺はそれを選ばない。なぜなら、俺にそれはふさわしくないから」

という感覚。

否定からの選択ではなく、肯定的に見ることをした上で、全てが「あり」なのだとした上で、

自分の「好み」を選択している。という感覚。

この感覚を、結構気に入ってる。

好みという次元で選択できることは重要だと思っていて、

何かを否定することでの選択というのは、結局はその何かに囚われているんじゃないか。

何かから自由になるためには、何かを否定するのではなく受容し、その上で「選択しない」という『在り方』でいられることが大事なのかな、と。

そうすれば、無駄に敵を作ることもない。

昔の自分は、無駄に敵を作って自分を苦しめていたな、なんてことも思う。

そんなことをする必要はなかったと、その経験を通じて気づいたから、それもまたよかったのだけど。

 

と、今日は「祝日」ということをもとに、なんとなくダラダラと書いてみました。

何か、「書く」ということに関して新しいものが開けてきそうな、そんな感じもしてます。

では、今日はこんな感じで。

 

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