ちっぽけなプライドを守るために、人生を犠牲にしないこと


誰か知り合いが成功したとき、あなたはどういう反応をしますか?

たとえば、友達が東大に受かったとして。

そんな場面をリアルにイメージして欲しいので、物語風に書いていきます。

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「あいつ、受かったってよ、東大」

「…マジか」

「頑張ってたもんな、あいつ」

「まあな。でも、あいつ勉強ばっかりしてよお、全然遊んでなかったじゃん?

あれで、楽しいのかね、人生」

「…」

「俺らはまあ、大した大学じゃないけどさ、結構、楽しんだよな?

やっぱ人生って楽しむためにあるわけでよ。

しかも、東大とか行っちゃうと、逆に大変なんじゃね?

余計に勉強勉強、って感じになりそうだし。

俺らは俺らでさ、

良かったと思うんだよね」

「…やめろよ」

「え?」

「みっともないんだよ。

素直に認めろ。

あいつ、すげえじゃねえか。

すげえ頑張ってたじゃねえか。

一人で努力し続けてたじゃねえか。

俺らは、それがつらくて遊んでただけだろ?

人生は楽しむためにあるって、後付けじゃん。

それは確かにそうかもしれないけど、

今それを言うのは、あいつに対してそれを言うのは、違うんじゃね?

俺らは、

つらくて逃げて、遊んで、

そんな自分を正当化するためにもっともらしく、

人生は楽しむためにある

なんて言葉を、どっかから借りてきて、

それで自分を慰めてるだけじゃねえか。

そんなことくらい、お前だって分かってんだろ?

俺らにできなかったことを、あいつはやった。

あいつはすごいよ。

いいじゃないか、それで。

あいつはすごい。

話はそれだけだ」

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他人の成功を素直に認めること。

これ、ものすごく大事なことです。

なぜか?

もし、成功した人を妬んだり、批判したりしたら、

自分がその立場になれないから。

その生きる姿勢がどんどん進んで、

 

上手くいかない自分こそが正しい

 

なんてねじくれてしまったら、もう、自分はその立場に安住してしまう。

その立場に居続けることを自ら選択するようになる。

本当にそこにいたいならそれはそれでいい。

だけど、本当はそうではない場合。

心の中は、嫉妬や不満で渦巻いている。

「なんだ、あいつ…」

なんて思ってる。

顔はニコニコしていても、心の中は不満だらけ、とか。

なぜそうなるか?

結局それは、自分をごまかして、自分に嘘をついているからです。

本当は自分だって良くなりたい。

その思いを直視していないから。

 

ちっぽけなプライドを守るために、自分の人生を犠牲にしないこと。

 

ねじくれないこと。

素直に、正直になる。

そして、今の自分から、地道な一歩を踏み出していく。

自分の気持ちに素直になれば、もっとスムーズに、日々行動することができるようになります。