人から舐められやすい人がいる。
なぜか軽く扱われ、なぜかないがしろにされ、なぜかいないことにされる。
何を隠そう、私自身がそういうタイプだった。
なぜ、人から舐められやすい人は、人から舐められるのか？
その原因は一体、なんなのだろう？
なぜ、人から舐められるのか？
私の経験から言えることなのだけど、
人から舐められるという体験は、他ならぬ自分自身が引き起こしている
もの。
これは、認めたくないことかもしれない。
けれど、事実。
人から舐められるという体験をする場合、自分自身が自分のことを舐めている、バカにしている。
私も、人から舐められバカにされていたときは、自分自身をバカにし、軽く扱っていた。
しかし、そのことに長い間気づくことができず、ずっとその問題を他人や環境のせいにし続けていた。
けれど、それでは一向に現実が変わることはなかった。
現実が変わり始めたのは、自分自身がどう在るか、に意識を向けたときから。
つまりは、まずは自分が自分を軽く扱わない、ということを意識するようになってから。
自分で自分を傷つけないこと
舐められる人は同時に、傷つきやすい人であることが多い。
傷つきやすい人というのは、
誰かから言われた言葉をそのままダイレクトに受け止めて、ダイレクトに自分の価値と関聯付けしてしまう。
そのダイレクトさというのは結局、「自分で自分を責めている」ということで、
実は相手から責められることや相手から低く評価されることが直接の原因ではなく！
相手の責めや低い評価が「引き金」となって、自分で自分を責めるモードに入っていく、ということ。
ここが重要。
相手が自分を傷つけているのではなくて、自分が自分を傷つけている。
だから、例えば、
なにかと強く言われることが多い人は、どこに行っても強く言われてしまうか、言われているように感じる。
これは昔の自分がまさにそうで、どこに行ってもなんか軽く扱われ緊張して、気を遣わなきゃいけないと感じていた。
場所を変えても同じことが何度も何度も起こる。
なんだこれは。自分はそういう星のもとに生まれたのか、とかそんなことを思ったこともあるけれど、そうじゃなかった。
結局は「自分が」自分を責めたり、軽い存在だと思うことをやめていない。
そこが最大の原因。
自分が発している雰囲気を意識してみる
自分が人から舐められるような、強く言われるような、バカにされ軽く扱われるような「雰囲気」を発している。
自分が発しているものに気づかない限り、同じことが起こり続けてしまう。
外側のせい、外側の他人が悪いということにして、その外側の誰かから離れたらそういうことがなくなると思うけど、
肝心の自分がやめていないなら、根本的な解決にはならない。
大事なのは、自分の在り方で、外側がどうあれ自分がどう在るか、が問われる。
で、自分が変わっていけばそれは周囲にも当然影響を与えて、「結果的に」周囲も変わっていく。
この順番を間違えると、いつも外側のせいにして、他人のせいにして、実際には現実は変わってなくて、
不平不満の多い毎日になっちゃう。
大事なのは自分の在り方。
自分がどんな雰囲気を発するか。
「自分が」というところにフォーカスを当てていくと、うまくいく。
現実も変わっていく。
あの人が変わる前に、自分が変わっちゃおう。
そのためには、自分が自分のことをとことん大切にすること。
自分を責めたり、自分を軽く扱ったりしないこと。
大切なあの人を大切にするように、自分のことも大切にする。
そうすることを許可する。
なにがあっても自分は自分の味方をすると思えていないから、他人がどうこうってことが気になってしまうもの。
なにがあっても自分は自分の味方をする、と思っていたら、他人に否定されてもどうってことはなくなる。
だから、そういう感じで生きていこう。
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いけじゅんBAR第４回「どうすればネガティブ状態から抜け出せるか？」
