さて今日は、
人の気持ちを考えてしまう優しく繊細な人ほど自信を失いやすい理由
について書きます。
ふむむ。
なぜ、そうなるのか?
早速結論から書くと、
他人がどう思っているかに自分の思考をアクセスさせるから
というのが理由になります。
うーん、わかりにくい。笑
わかる。
わかりにくいのわかる。笑
ということで、説明していきます。
昨日ツイッターにも書いたのですが、
他人が自分をどう思っているか?
これって、分かるものなのかというと、、、、
分かりません!
はい。
分からないですよね、実際のところ。
分かったと思っても、確認していないならそれはどこまで行っても自分の想像にすぎません。
で、分からないということは、
無限に想像できてしまう
わけです。
無限に想像できてしまうということは、無限に創造できてしまう
ということなわけで、
「あの人はこういう風に思っているはずだ」という妄想を繰り広げていくことになる。
当然、そこにはネガティブなものも入ってくる。
自分は自分のやったこと、やっていることに自信が当初はあったとしても、
「こういう風に思われたんじゃないか」
「こういう風に受け取られたんじゃないか」
「こういう風に感じているんじゃないか」
という『自分が妄想した他人の思考』に意識をアクセスさせると、
途端に自信を失い、ネガティブになる。
人の気持ちを考えやすいということは、
自分の信念や感覚から自ら離れて、相手の思考(結局は自分の思考ですが)にアクセスしようとする
ということ。
すると、そのアクセスしようとした思考がネガティブなものである場合、
人はネガティブになってしまうんですよね。
結局は「ネガティブなことを考えていることになっている」わけなので。
だから、めちゃくちゃ単純に言うと、
他人がどう思っているかを考える時間が長いと、人はネガティブになる
ということになります。
一般に優しいと言われる人は、他人がどう感じているかを察せる人というイメージがありますよね。
その察しようとする姿勢そのものが良い方向に働くときもあるし、
ただそれが悪い方向に働ければ、ネガティブな考えに支配されてしまいやすい、ということでもあるわけです。
みんなで一緒にいる時間を過ごした後、家に帰ったときから一人反省会が脳内で行われる、一人になってから落ち込むとか、そういう感じになることもあります。
その一人で落ち込んでいる時間は、「あの人に〜〜と思われたんじゃないだろうか?」ということを考えているはず。
ふむ。
ただ逆に言えば、
自分を信じる感覚にアクセスする時間が長いと、人の状態は良くなる
ということも言えます。
そして、自信がある人とはまさにそうやって日々生きているわけです。
で、人の気持ちを優先したり先に考えたりする人ほど、
自分の信念や感覚を優先できること、そちらに留まれる力をつけると非常に良い。
そういう人は、
他者の考えや感覚を想像する力を持ちながらも、それでもなお自己イメージや自分の信念を優先できる
というところに、到達できる。
そうなるとものすごくバランス感覚があって、ニーズを分かりながら、人はこう思うだろうと分かりながら、それでも自分のしたいことができたり、信じ続けたりできる。
優しさと強さを兼ね備えた「柔軟な強さ」を持っているイメージです。
弱々しい優しさではなく、ただオラオラしている強さでもなく、
もっと洗練された優しさと強さを持つようになる。
ただ、トレーニングは必要です。
どうしても他人の思考(結局は自分の思考ですが)にアクセスしてしまう自分は出てきたりするので。
そこを少しずつ「いや、俺はこう思う」「私は私を素晴らしい存在だと思う」という方向に持っていくメントレを重ねていく。
すると、気づいたときに、本当に楽になり、行動するのも楽になり、日常が楽になり、
全てが楽に進んでいく
という体感を得ることができます。
なのでぜひ、少しずつメントレに取り組んでみてくださいね。
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人が良くなっていくために本当に大切なことは何なのか?について考え続け生まれたメンタルトレーニングジムを運営しています。(現在は募集していません)
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