今日は祝日だったんだ。人がやけに多いと思ったら。曜日も祝日もよく分からない個人事業種あるある。
さて、本題へ。
今日は「やる気」について扱っていこう。
メンタルトレーニングにおいても、やる気やモチベーションというのは基本的な事柄だと言える。
さて、まずいきなり結論から入っていきたいのだけど、やる気が削がれてしまう大きな心理的要因は、
他人から与えられた成長しなければならないという思い
だったりする。
基本的に、「しなければならない」意識が強くなればなるほど、人のやる気は削がれていく。
これは面白いのだけど、
「〜しなければならない」と押されれば押されるほど、反発する力も強くなるんだ。
しなきゃしなきゃと思えば思うほど、なぜか全く逆のことをしてしまうことはないだろうか。
書かなきゃ書かなきゃと思うほど、なぜか漫画が本棚に増えていたり。
筋トレしなきゃしなきゃと思うほど、お菓子が溜まっていったり。
勉強しとけよと言われると、気づいたらゲームをしている自分がそこにいたり。
上司が自分に成長を期待していると感じれば感じるほど、なぜかその期待を裏切るようなことをしてしまったり。
押されると、押された分だけ反発する力が働く。
特に自尊心が強いタイプ、実は我の強い人は、押されれば押されるほど逆に行こうとする傾向にある。
こういうタイプは、たとえその人にとって良いことだとしても、人に言われれば言われるほどやらない。
反発する力が強くなるからだ。
その結果、どんどん人生はネガティブになっていって、周りはどうにかしようとして余計にやいやい声をかけるけれど、
言われれば言われるほど反発するので、さらにネガティブになっていく。
こういうことは本当によくある。
そういうときの対処法などもイケジムメンタルトレーニングで扱っていく内容でもある。
このあたりを分かっていないと、余計な苦しみを経験するか、経験させることになる。
昨日Twitterに書いたけれど、メンタルトレーニングというのは愛なんだ。
自分のメンタルを良くすることで、人の状態を良くし、人に力を発揮させることもできるから。
人を幸せにしたいなら、まずは自分が自分を良い状態にできるようトレーニングを積んでいこう。
さて、話を本筋に戻していく。
やる気の出ない原因は、
他人から与えられた成長しなければならないという思い
だと書いた。
世の中によくある構図は、
自分の中から生まれた成長したいという思いを、その思いを持っている人が他者に押し付けようとすることで苦しむ人々が生まれる
というものだ。
なぜそうなるかというと、他人から押し付けられれば押し付けられるほど、
反発する力が自然発生的に生まれてしまうからだ。
このあたりをよく分かっていないと、本当の意味で他者に力を発揮させることはできない。
一時的に成長したとしても、苦しみながら、しんどい思いをしながら、自分を否定し、恐怖から動くことになるだろう。
次第に耐えられない人が増えていき、ドロップアウトしていく人がどんどん生まれることもあり得る。
基本的に、人生にしなければならないことはない。
ここを忘れないことが大切なんだよね。
あなたは、何もしなくていいんだ。
成長なんかしなくていい。
他人の期待に応える義務もない。
あなたはそもそも自由だ。
一旦、その前提に戻ってほしい。
あなたが何かをするのは、それを「したい」から。
そうすることを「望む」から。
ただ、それだけだ。
「無愛想のススメ」の中で、他者の期待に応えなくていい、というメッセージを書いた。
他者の期待に応えなきゃと思えば思うほど、あなたは苦しむだろう。
一時的には行動できるかもしれないけれど、だんだんと苦しくなってくる。
しんどいな、という思いが湧いてくる。
自ら進んで期待に応えようと思える状態であればいいかもしれないけれど、
恐怖が主体となった期待に応えようとする姿勢は、
どんどん自分を怠惰にし、どんどん動けない自分を生むようになる。
逆にね。
反発する力が働き、全く逆の方向に自分を向かわせることになるんだ。
大事なことは、
他人から与えられた成長しなければならないという思い
と距離を取ること。
その思いに無愛想になること。
成長するのは、自分が成長したいから。
自分がそうすることを望むから。
ただ、それだけだということを忘れないこと。
人生は自分のものなのだということを忘れちゃいけないよ。
より深い内容は、メルマガにて書いてます。
オンライン人生相談BAR「いけじゅんBAR」もやってます。
いけじゅんBAR第2回「なぜ、大きな目標はあるのに行動できないのか?」
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