どうしても、人を許せない、受け入れられない…
そんな感情になるときがあるかもしれない。
人を受け入れる?
人を許すってどういうことなのだろう?
なぜ、許さなきゃならないんだろう?
色々な疑問が出てくるかもしれないし、そんなことしなくて良いのでは?と思うかもしれない。
ただ、許せないこと、受け入れられないことで他ならぬ自分が苦しむことがある。
もちろん、無理に許す必要はないし、無理に受け入れる必要もなくて、そうするかどうかはただの「選択」です。
ただ、個人的に許しや受け入れについてどう考えているかと言うと、
許すこと、受け入れることは、見抜くこと
だと思ってます。
許しや受け入れは見抜くことで「起こる」。
「起こる」っていうのがピッタリの表現だと思っていて、
見抜くっていうのは具体的に言えば、
本人と状態は別物
本人と信念は別物
だと気づくこと。
例えば、あなたは状態が良いときと悪いときで同じことをするか?というと、多分違うと思う。
過去に信じていたことと今信じていることがもし違っていれば、過去と今で違ったことをしていると思う。
つまり、
状態次第で人間の言動は変わる。
信念次第で人間の言動は変わる。
わけなので、ある意味で、その人の行動というのは、
その人の状態から起こっている
その人の信念から起こっている
わけで、本人と状態や信念は別物。
だと考えているわけです。
だから、
その状態からそういう言動になるのは当然だし、仕方ないし、そこから見えるものがある
その信念からそういう言動になるのは当然だし、仕方ないし、そこから見えるものがある
と、どこかで思っている。
仕方ないし、今その人にとってベストな経験をしている
という感覚。
そう気づくことで許しや受け入れが「起こる」。
で、基本的に相手に対して否定的評価を持っているときというのは、
他ならぬ自分自身が苦しい
わけです。
否定的な側面にフォーカスしていること自体、自分の心を蝕んでいく。
だから、自分のことではなくて相手のことであっても、相手を批判したり非難したりしていると、どんどん自分の状態が下がっていって、
その下がった状態に見合った現実を体験していくことになる。
なので、他ならぬ自分のために、許しが起こる状態でいた方がいい。
自分の気分を良くするためにね。
相手のために許すんじゃなくて、自分のために許す。
許しは、相手のためにするんじゃなくて、自分のためにするもの。
キングダムって漫画で「万極」って登場人物がいて、彼は過去のある出来事によって強い強い恨みを持つようになった。
ず〜〜とその恨みについて考えて、その状態が長く続いた。
その結果、どんどん変な感じになっていった。
すごい暗い人間になったのね。見た目とかも全部。
で、結局、主人公に倒されちゃうんだけど、倒す前に主人公がこう言うわけ。
「呪われちまったのは、万極、お前の方なんだぞ!!」
って。
つまりは、そういうこと。
許す、受け入れるのは、他ならぬ、自分のためなんです。
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