今は信用が大事だ時代だと言われる。
ふむ。
人はときに恐怖に囚われるわけだけど、恐怖に囚われると、とにかく人の信頼や信用を失うような行動を取るようになってしまうことが多い。
人の信用を失うような行動を取ってしまう場合、根っこに強い恐怖を抱えていたりするもの。
信用を失うような行動とは、例えば、人を支配したりコントロールしたり嘘をついたり。
もうそうなると、今の時代的には最悪の方向に舵を切っていると言える。
今はもう誰もが情報発信ができる時代であり、隠し事などできるはずもなく、嘘はコンマ数秒でバレる。
コンマ数秒は言い過ぎかもだけど!
もちろん人っていうのは完璧じゃないし、完璧にはなれない。
弱さもあればだらしない部分もあるし、そういうのを全部許さない社会っていうのは窮屈すぎてやだ。
もうちょっと人に優しくなりたいし、優しい社会であればなあと思うし、正しさで裁くのも個人的にはしたくない。
自分だって完璧じゃないことはわかっているし、弱い部分も、だらしない部分もあるから。
でも、人の心象や信用というのはどうしたって左右される部分がある。
ただ、じゃあ、信用を失うようなことはしないように!と思っても、それはなかなか難しい。
何で難しいかというと、
それは結局はメンタル状態の問題であって、その人には「そうしないとやってられない理由」があるから。
その人なりの恐怖があるわけで、その恐怖と真摯に向き合わないと結局は同じことを繰り返すだけになってしまう。
例えば、自分をすごく見せなきゃ!とか。
これって、ある程度名が知られてきたりすると余計に出てくる恐怖でもある。
名が知られる前と後では、恐怖の感覚も違ってくる。
多分これは体験してみないと分からないかもしれないけど、結果が出ない恐怖というのは名が知られた後の方が強くなったりするんだよね。
でも、その恐怖と向き合わずにいると、うまくいかないことが多くなる。
これはもう、自分でも体験済み。笑
すごく見せようとするより「すごくない自分でも大丈夫」と受け入れたり、「すごくない自分でもすごい」と思えていることの方が今の時代大事だと思う。
また、普段は良い状態だったとしても、大事な選択をするとき、ちょっとしたピンチになったときに状態が悪くなり、
その悪い状態から行動を起こして余計にピンチになっていく、ということもある。
基本的に、今自分が状態が悪いなと思ったら、何もしないに限る。下手なアクションを起こさない。
でも、それがどうしてもできない。
状況を変えたくなって(人を思い通りに動かしたい)、悪い状態から何かをすることで、結局、状況は悪化する。
そういうことを考えると、ある意味これから求められる強さというのは、
弱さを受け入れられる強さ
であり、
そのままの自分で大丈夫だと思えている強さ
の方なんじゃないかと思う。
そういったメンタル状態でいられるかどうかということが、これからを楽しく生きていくカギになってくるんじゃないかな。
より深い内容は、メルマガにて書いてます。
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