さて、今回は個人事業を今運営されている人、もしくはこれから始めようと思っている人向けのメンタルトレーニングを紹介していきます。
例えば、自分は今サラリーマンだけど、個人で何か活動をしてみたい、発信なんかもやってみたいと思ったとか、そういうケースですね。
まずは「売る」ことへの抵抗をなくすこと
個人で活動しようとすると、自分の商品を用意して、売るという活動をすることになり、集客をする必要性も出てきます。
ただ、基本的に日本人は売るということに抵抗を感じることが多かったり、自分に自信がないことが商品への自信のなさにも反映されやすい。
実際、良い商品を持っていても自信がなくてうまくいかない、ということは多いです。
ただそれは「状態」の問題で、状態が上がりさえすればすぐにうまくいったりします。
売ることに抵抗のある人は、何かとお金を手にしている人のことを否定的に見る、お金を得る仕組みに否定的な見解を示してしまったりしがち。
ついうっかり( ̄∀ ̄)
まずはそこをクリアしないといけなくて、そこをクリアしないと、投稿を続けていても全くそこからお金は入ってこない、という状況をエンドレスに体験することになったりします。
まじエンドレスです。
「続けていればいつか稼げる」ということはない。
どこかでえいや!と売るとか価格を設定する、ということを勇気を出してやらないといけない。
その人が自分自身の課題をクリアしない限りは、エンドレスにお金は入ってきません。
そういう場合は、自分自身のお金に対する価値観、お金に対する考え方を向上させていくことが大事で、イケジム的なトレーニングで言えば、
「お金持ちを高く評価するトレーニング」
とか、そういうことになります。
そこも結局は「状態」の問題。
自分自身の抵抗感を薄めていく必要があるわけですよね。
結果が出ないときも、ハイエフィカシーを保つ力
さらに、例えば「売れない」という状況に直面することも可能性としてはあり得ます。
もちろん、入念に準備をすることができればそういうことを体験しない場合もありますが、そもそも初心者なので「準備とは何か?」ということが分からなかったりする。
だから、売れないっていう状況を体験することもあり得る。
そのときに大事なのも「状態」です。
それでも自分の商品の価値を信じきれるか?
そういうことが試される。
基本、メンタルができてくる、よくなってくると、ブレることが減っていきます。
動揺しなくなってくる。
動揺するということは、まだ自己価値が固まりきっていない、ということなんですよね。
固まりきっていないと、外側の他人の意見や結果など、なんやかんやで状態が揺れ動いて安定感がなくなっていく。
ただそれもすごく大事な経験で、結局それも、メンタルトレーニングになっているんですよ。
そこをクリアしていくと、一段高い次元にいける。
「それでも自分は大丈夫だ」「それでも俺には価値がある」という風に思えてきて、エフィカシーが強固になっていく。
そうすると、もう同じことでは揺れ動かなくなってきて、状態は安定しやすくなる。
人間として一回り大きくなり、深みが増す感じになります。
そうなれば、当然、自分でするビジネスもやりやすくなっていくわけですよね。
(自分で何かをするというのは、最高のメンタルトレーニングになります)
サラリーマンとは異なるメンタル負荷
副業だったり脱サラして自分個人で何かを始めていくような場合、結構なメンタル的負荷がかかってくるもの。
もちろんサラリーマンのときも負荷があったはずですが、個人事業の負荷はまたそれとは種類が違います。
その違いは、個人で何かをするということには、自分の仕事と自己価値の関連付けが起きやすい、ということから生まれます。
会社で働く場合、結局は「会社の仕事」なので、個人事業よりも自己価値との関連が薄く、失敗しても「自分という存在がダメ」ということにはなりにくい。
でも、自分で作った事業なんかがうまくいかないときなんかは、自己関連付けが起こっているので、「自分はダメなんだ」という思考にたどり着きやすいんですよね。
そうすると、メンタル的に負荷がかかってくるので、仕事を楽しめなかったり、自信を持ってやれなくなったりする。
その「状態」というのは非常につらいので、やめたくなってもおかしくはありません。
その「負荷」にたいしてどう捉え、どう対処していくか?
そこには「状態力」と呼ばれるものが必要。
ただ実際、一人でやっていくというのは、大変なものです。
やってみれば分かりますが、一人でいると余計なことを色々考えたりする。
自信を失い、エフィカシーも下がりがちになる。
その状態になると、なかなか動き出すことはできません。
考えや思考というのは状態にダイレクトに影響を与えるので、その思考を修正するのに時間がかかったりする。
時間がかかるだけならまだ良い方で、実際、修正できずに苦しみ続ける、ということも普通にあり得るし、そういうことは実際起こっていると思います。
そういう場合は、メンタル的サポートをつけていくのも一つの手です。
実際、イギリスの国内企業250社を対象にした調査では、コーチングを使ったことがある企業は80パーセントを超えていたり。
有名アスリートも公表はせずともコーチをつけているわけですよね。
一流になっていけばいくほど、自分自身の状態に対するケアもしっかり行っている。
基本、メンタルがぶれて自信を失えば、あらゆるものを失います。
そこをブラさない、高いエフィカシーを保ち、自信を持つ。
どんな状況でも自分や自分の商品の価値を「自分が」信じるという、そういう姿勢が、望みの実現には大切になります。
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人が良くなっていくために本当に大切なことは何なのか?について考え続け生まれたメンタルトレーニングジムを運営しています。(現在は募集していません)
本も出版しています。
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