今日は「自分を責める」ということに関して書いていきます。
最近は、「責めなくていいんだよ」というメッセージも増えてきた。
けれど、どうしても責めずにはいられない、なかなか改善しない、という人も多いのではないかと思う。
そういう人は、一体どうすれば責めなくなるのだろう?
なぜ、人は自分を責めるのか?
大事なことは、自分の心の中で起こっていることに気づくこと。
自分の心の中で起こっていることに気づく、というのはどういうことか。
それは、自分を責めているその理由を知る、ということ。
なぜ人は自分を責めるのかというと、その大きな理由の一つに、
このままでは人から認められない
という思いがある。
こんな自分じゃ認めてもらえない
こんなこともできないんじゃ認めてもらえない
こんな結果じゃ認めてもらえない
という風に、他者の期待に応えられなかったこと、他者に認められるだけのことができないでいると自分で思っていることに原因がある。
さらに言えば、「特定のあの人」に対して、そういった思いを持っていることも多い。
こんなんじゃあの人に認めてもらえない
こんなんじゃあの人に愛されない
そんな思いが強ければ強いほど、人は自分を責めやすくなる。
「責めなくてもいいよ」と言われてもどうしても責めてしまうのは、
心の中のあの人に認められないことが怖くて仕方がないからだ。
なぜ、悪いところに注目してしまうのか?
自分の良くなかったポイントによくスポットライトが当たるのは、
その良くなかったポイントのせいで認められない可能性が高まることが怖いがゆえに、少しでもそういったポイントを減らしたいから。
認められない可能性は少しでもいいから減らしたい。
だから、できなかった部分にスポットライトを当てる。
良かった部分にスポットライトを当てて良い気分になるよりも、
できなかった部分にスポットライトを当てて認められない可能性を少しでも排除する方が重要だと感じる。
大部分がうまくいっていたとしても些細なミスに過剰に囚われてしまうのは、
認められないことが怖くて、そのポイントのせいで全てが台無しになって認められなくなってしまったのではないかと怖くなるから。
そんな認めてもらえないようなミスをした自分はダメだ、と自分を責めたくなる。
大部分が上手くいっていようが、そんなことは関係なくなってしまう。
まず大事なことは、そんな自分の心の動きに気づくこと。
今までブラックボックス化されてきた心の動きに光を当て、そんな自分に気づくことができるようになることだ。
ただ、気づくだけでいい。
あ、そういう風になっているんだな、と気づくだけ。
なぜ気づくだけでいいのか。
何が起こっているのか分かれば、避けることができる
例えば、真っ暗な部屋に入ったとして、その部屋をうろちょろしていると、障害物にぶつかってしまったとする。
しかもその障害物がサボテンだとする。
チクチクしてすごく痛い。
でも、その部屋の中には至るところにサボテンが置いてあって、でも真っ暗だからどこにサボテンがどういう風に置かれているかもわからない。
もはや、サボテンなのかどうかも分からない。
でも、その部屋の電気をポチっとつけたとして。
部屋は明るくなり、どこにサボテンがあるか分かった。どういう風に置かれているか、どんな形をしているかも分かった。
さて、この状況でわざわざサボテンに向かっていって「痛い!」と叫ぶ人がいるか。
多分いない。笑
すでにどこにサボテンがあるか分かっていて、どう歩いて行けば痛い思いをするのか「気づいている」のだから。
気づけるようになってしまえば、そこに行こうとはしない。
でも、たまに自分から電気を消してしまって、わざわざ向かっていって「痛い!」となることはある。笑
だから大事なのは、電気をつけっぱなしにすること。
つまり、気づいている状態でいること。
自分の中で何が起こっているのか気づいている状態でいれば、自分を責めることを避けることができるようになってくる。
ただ、ここにトレーニングが少し必要なのは、先ほども書いた通り、自分から電気を消してしまうことがあるから。
電気をつけっぱなしにする、つまりは気づいている状態でいることにはトレーニングが必要になる。
心の動きに意識的になること
他人から認められたいことが悪い、ということじゃなくて、
ただそういうことが起こっているということに気づくことが大事だということ。
他人から認められたい気持ちがあまりにも強いことに加え、認めてもらえるような現実を作れていないと自分が感じたときに、人は自分を責める。
その仕組みを知っておこう、ということ。
ああ、認められたいんだなあ…
と気づけばいい。
人生で大事なことは、自分が自分の願望を実現していくこと。
他人がどう思うかではなく、自分が自分のしたいことをすること、自分が作りたい現実を作ること。
そちらにフォーカスを向け直すことができれば、良い状態で日々を過ごすことができるはずです。
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