最高の状態とは「失敗しないこと」ではなく、「失敗しても大丈夫」だと知っていること。

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メンタルの状態が悪くなると、デメリットが多い。

 

例えば、

恋愛がうまくいかない。

 

自分は男なので男側の心理を考えることが多いけれど、基本的に恋愛がうまくいかない男性は女性の前にいるときのメンタル状態が悪い。

余裕を失い、ニヤニヤヘラヘラし始め、頑張りすぎて本来の魅力が伝わらず、最悪の場合、LINEが返ってこないなどして避けられるようになるというのは典型的なパターンだ。

 

もしくは、仕事においてもそう。

 

誰しもが失敗は嫌だし、いつでも結果が出れば嬉しい。

だけど、現実はなかなかそうはいかないよね。

イケジュンもどんくさいから、よくミスするし、忘れる。

でも、失敗しても仕事は続くし、ミスをしても人生は続く。

だから、そこでいちいち落ち込んでいると、しんどくなる。

それは、どれだけ優秀な人であっても同じ。

 

大事なのは失敗しないことじゃなくて、

失敗しても大丈夫なのだというメンタル状態になること。

 

そうなれば新しいこともできるし、新しい職場や環境にも対応できるし、地道に続ければスキルも身につく。

仕事でミスをしても、ダメージを受けすぎずに続けることができる。

これは結構大きくて、日々必要以上にストレスを溜めずに仕事ができるというのは今の時代、大切なことだと思うんだよね。

 

もう一度書くけれど、大事なことは、メンタル的観点から見れば、

 

失敗しないこと

ではなく、

失敗しても大丈夫だと知ること

 

になる。

 

失敗しても大丈夫な自分になるとは、

自分の未熟な部分もあるがままに受け入れながら、受容しながら理想を目指している状態。

 

その状態は柔軟性があって、折れにくい。

人のことも責めない。

 

失敗しない自分を目指すということは、あるがままを受け入れず、「できる自分」だけで在りたいと思うということ。

その状態は、すぐに折れる。

 

調子が悪くなると、そこから上がってこれなくなってズルズルと時間が過ぎてしまったり、

もしくは、他人を強く責める。

 

結果、自分との関係、もしくは近しい人との関係の中で精神的に折れてしまう。

 

 

基本的に、人は嫌なことは避ける生き物。

あまりにも失敗に対してネガティブな思いを持っていると、チャレンジ自体を避けるようになるし、だんだんと何かをすることそれ自体が億劫になってくる。

 

なぜなら、何もしなければ失敗はしないからだ。

100パーセント。

 

ただ、そうなると、トレーニングも練習もできなくなっていく。

 

 

例えば、人と会うと、緊張する。

 

だからといってあまりにも避けるようになれば、当然、最終的にはどう会話していいかわからなくなる。

異性を避けていれば、異性とどう関係を作ればいいかわからなくなるし、

オシャレを避けていれば、大人になってからもどうオシャレしていいかわからなくなる。

 

失敗が嫌だから避ける。

それが嫌いだから避けるというよりも、好きだけど、やりたいけど、失敗が嫌だから避ける。

 

そういう状態になったとき、人生というのはすごくつまらないものになる。

 

避けることによって練習の機会、トレーニングの機会を失い、より「それ」ができなくなり、より「それ」が苦手になっていく。

 

たとえ好きであっても。

たとえ才能があっても。

 

もし仮に才能があったとしても、練習は必要だ。

練習しないなら、才能がなくても素直に自分に許可を出して練習している人の方がうまくいく。

 

異性に興味はあるのに失敗が嫌だからとリアルな出会いを避け続けると、

好きなのに楽しめないという超フラストレーション状態になっていく。

 

 

大体、何かを始めれば誰もが素人からのスタートで、だからこそ失敗しても何の問題もない。

失敗しても何ら傷つく必要はない。

怒られても、

 

「あ?失敗するに決まってんだろう?じゃあお前は最初からできたのか?証拠映像見せな。素人の俺に怒ってんじゃねえ!」

 

と逆ギレしてもいいくらい。笑。

 

逆に言えば、失敗して必要以上に傷つく場合、どこかで自分だけは特別だと思っているケースも多い。

 

自分だけは失敗なしでできるはず

自分だけは特別なはず

 

その思いがあるからこそ、失敗に必要以上に傷つく。

傷つくから失敗を避けるようになって練習ができない。

練習ができなければ上達もせず、積み上がっていくものもない。

上達せず、積み上げもできないから、

特別な存在になれない。

 

自分だけは特別だという思いがあるからこそ、特別な存在になれなくなっていく。

 

それが一つ、人生の皮肉だと言ってもいいと思う。

そこに気づいた人から人生は変わっていく。

 

 

一方では失敗しても「ま、そんなもんでしょ」と考え、淡々と再チャレンジする人がいて、

一方では「自分なんてダメだ」「才能がない」と諦め、また青い鳥のように新たな「才能」を探し始める人がいる。

 

 

結局それは「メンタル状態」の違いであって、その違いは「人生の違い」になっていく。

 

 

だから大事なのは、失敗しても大丈夫、というメンタル状態を作っていくこと。

 

そのメンタル状態さえあれば、「試行錯誤の回路」が回るようになるからどんどん上達して、現実も動いていくんですよね。

 

 

 

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